eighty five ページ41
しかし、叩かれる音はいつまで経っても聞こえなかった。
私は恐る恐る目を開けると、組長は彼の頭を優しく撫でていた。
「お前は、組の事をよく考えてくれてたよ。茉莉も、お前を支えていたんだろうな。顔つきが違っている。成長したな、茉莉、廻」
近くにいた私の頭も、組長は優しく撫でた。
「でも、壊理や堅気の人達に迷惑はかけたんだろ？…なら、それ相応の償いはせにゃいかないな」
組長はデク達に、深く頭を下げた。
「きっと、アンタらにも迷惑をかけたのでしょう。私の組員が、ご迷惑をおかけして大変申し訳ない」
「…もう、大丈夫ですよ。茉莉さんが何とかしてくれたので」
デクは私に優しく微笑みかけた。
『…組長、私達は刑務所できっちり償います。…出てくる時まで、待っていて下さい』
「今度は、しっかりやっていこうや、茉莉。待ってるからな、廻」
「親父…あぁ。ちゃんと償ってくる」
こうして、私達はまたあの刑務所へと戻って行った。
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名無し22783号(プロフ) - また近々治崎落ちの物を書く予定ではありますので、是非お楽しみに！ (2022年3月20日 0時) (
レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 治崎廻大好き (2022年3月19日 12時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
御世(プロフ) - 私は1でお願いしますm(_ _)m (2021年10月19日 6時) (レス) @page30 id: 1bd4f46512 (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - ( ´͈ ᗨ `͈ )◞♡⃛ (2021年10月1日 23時) (レス) @page20 id: 292e42663c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2021年1月25日 22時
