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悪魔召喚の儀を行い、現れたのは ――
『可愛い…！』
茜色で艶々な毛並み、透き通った金色の瞳、しなやかに揺れる尻尾、
ぬいぐるみの様な見た目でとても可愛い猫…！
背中にちょこんと蝙蝠の様な羽が生えているので、悪魔だとは思うのだが…
もっと厳つい奴が現れるとばかり…
とても予想外です。可愛い、嬉しい。
『猫さん、私を食べますか？』
尋ねると、綺麗な声で「食べません」と返された。
喋れるんだ！言葉通じるんだ！すご〜い！
「まさか私が使い魔になるとは…まぁ、仕方ありません」
猫さんはそっと私の手を取ると、
「初めまして、私はオペラと申します」
手の甲に優しく口付けた。
こんなのアニメやゲームでしか見た事無いよ。
猫さん可愛い！天使か！悪魔だけど。
はぁ…少し落ち着こうか、さっきからテンションが高すぎる。
「宜しくお願い致します、ご主人様」
『ご主人様…?！』
一度言われてみたかった台詞をこんな可愛い猫さんに言って貰えるとは…！
死んでもいいわ。もうこの世に未練は無い。
喜びを噛みしめていると、ふと思った。
『猫さん猫さん。私がご主人様ということは、私のお願いとか聞いてくれるんですか？』
「お願い？」
猫さんがこてんと首を傾げる。
可愛い。凄い可愛い。
じゃなくて。
『私を魔界に連れて行ってくれませんか？』
「本気ですか？喰われますよ？やめた方が良いと思うのですが…」
『構いません。どうせ明日には両親に悪魔に売られる予定でしたし』
私は魔界を見てみたいんだ！
悪魔・魔物が出て来る物語を見て、憧れていた魔界。
この目で確かめたいじゃないか！
『お願いします！猫さん…いや、オペラさん！』
駄目元で頭を下げて頼み込む。
『土下座でも何でもしますので！安心して下さい、そういうのには慣れてますので！』
駄目だったら明日大人しく売られよう。
「そこまで言うなら…仕方ないですね」
『本当ですか？ありがとうございます！』
ぱっと顔を上げると、オペラさんの顔がすぐそばに。
蜂蜜の様な黄金色の瞳に吸い込まれてしまいそうだ。
「それでは、暫しの間目を瞑っていて下さい」
言われるがままに目を閉じると、上から軽く押さえられる。
ふにふにの肉球が触れる感覚…！幸せです…！
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繰莉 - 私が使っているPSvitaの調子が悪いのか、何故かこの作品だけ更新出来ない状態です。仕方ないのでvitaの調子が戻るまで更新停止です…（・ω・`） (2020年12月2日 21時) (
レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - 嘘つきピエロさん» (＊´∇`)ﾉありがとうございます〜！ 魔入間知ってたんですねぇ。更新頑張りますね！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - オペラさん落ち、最高ですねぇ♪僕もオペラさん大好きなので、めっちゃ嬉しいです！更新、無理のない程度に頑張って下さい！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 繰莉さん» 登録ありがとうございます！面白かったです((ﾊｱﾄ (2020年10月17日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - もちもちクッションさん» ありがと〜♪ほどほどに頑張るわ（^^＊） (2020年10月4日 0時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繰莉 | 作成日時：2020年10月2日 23時
