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「ただいまー！」
『ただいま…』
「お帰りなさいませ」
入間君と一緒に屋敷に帰ると、オペラさんが出迎えてくれる。
「おじいちゃんは？」
「仕事中です」
二人の会話を聞き流しながら、黙々と解決策について考える。
延期して貰う事に成功したのはいいけれど…
どうすればいいかなぁ…
「有花ー？中入らないの？」
なんか魔具とかあるかな？
でも道具に頼るのは狡いような気も…
「有花様ー？」
自分の力で…魔術を使えばいいのか？
魔術を覚えるには、使えるようになるにはどうすれば…
そうだ、きっと魔術についての本とかがあるはず…！
『オペラさんっ！』
私の目の前でひらひらと振られているオペラさんの手を掴まえて、
ぐいっとこちらに引き寄せる。
これに気付かなかったとは、私ずいぶん考え事に集中してたんだな。
『魔術の本ってありますか？』
「ありますが…」
『貸してください、飛ぶのに使えそうな魔術が載ってるやつを！』
◆◇◆
「なるほど、飛行試験ですか」
『はい、嘘ついて延期してもらっちゃいました…バレたら怒られますかね？』
書庫にやって来た私達は、お目当ての魔術が載っている本を探している最中だ。
流石、大きなお屋敷は書庫も大きい。
見渡す限り本、本、本……一体何冊あるのだろう。
人間界で言う所の五十音順ににして
種類ごとにきちんと分けて並べられているらしいが、
これだけあると探し出すのに骨が折れそうだ。
「ありましたよ」
すごい、あっという間じゃん。
やはり慣れているのでしょうか。
開いて見せてくれたページには、" 重量調整 " と書かれている。
因みにルビが振ってあって、これで " フラクタル " と読むらしい。
「重さを調節する魔術です。上手く使えば飛べるかと」
なるほど…これで体を軽〜くして宙に浮かせる事ができる訳だ。
『ありがとうございます！』
頑張って練習して、明日の朝までにどうにか…
「しかし…そこまで使いこなせるようになるのは相当難しいと思いますよ。
なにせタイムリミットが翌朝では、練習できる時間が少な過ぎます」
『そう…ですよね。だけど、やってみるしかないです』
魔術なんて、あの時のラファイア以外使った事がない。
人間だから当たり前なんだけどね。
そんな私がたったの半日程で使いこなせるようになるだろうか…
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繰莉 - 私が使っているPSvitaの調子が悪いのか、何故かこの作品だけ更新出来ない状態です。仕方ないのでvitaの調子が戻るまで更新停止です…（・ω・`） (2020年12月2日 21時) (
レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - 嘘つきピエロさん» (＊´∇`)ﾉありがとうございます〜！ 魔入間知ってたんですねぇ。更新頑張りますね！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - オペラさん落ち、最高ですねぇ♪僕もオペラさん大好きなので、めっちゃ嬉しいです！更新、無理のない程度に頑張って下さい！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 繰莉さん» 登録ありがとうございます！面白かったです((ﾊｱﾄ (2020年10月17日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - もちもちクッションさん» ありがと〜♪ほどほどに頑張るわ（^^＊） (2020年10月4日 0時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繰莉 | 作成日時：2020年10月2日 23時
