＃six ページ6
母「A？もうごちそうさま？」
『ん、何か食欲ない…』
私はご飯を半分くらい残した。
…あのくそ悪魔のせいだ。
とんとんと階段を上がっていく。
…あいつと少し話してわかったことが４つある。
１つ目は、人間ではなく、悪魔だということ。
２つ目は、名前がないということ。悪魔には名前がないらしい。
３つ目は、あの朝、いきなり現れた黒雲から来たこと。…学校と部活ですっかり忘れてた。
４つ目は、なぜかわからないけどしばらく私の家に居候すること…
まあ姿が見えないならいいけど…
ｶﾞﾁｬ
相変わらず、あいつは分厚い本を読んでいる。
何の本なんだろ？
『ねぇあんたはご飯たべないの？』
「別に…大丈夫だよ。」
『でも悪魔だってお腹すくでしょ？』
「そりゃあ…」
『はい、いちご。』
私は冷蔵庫の中に入っていたいちごを渡した。
いちご、食べたことないんだろうね。
少しキョドり気味。
「…ﾊﾟｸｯ」
『…どう？』
すると、そいつの顔が一瞬で晴れた。
「…うんっまっ！！」
『でしょ？』
相当いちご気に入ったみたい。
そいつはいちごをパクパク食べ始めた。
…案外可愛い…かも…
『…ねぇ』
「ん…？」
『名前ないのやっぱり呼びにくいからさ、名前つけていい？』
「…別にいいけど…」
『ほんと？じゃあ何にしようかな…あ。』
私は本棚にあったマンガを一冊取り出した。
…「鋼の錬金術師」
主人公のエドワード・エルリックが超かっこいいんだけど…
『ねぇ…あんたエドワードに超似てる笑』
「え？」
髪型とか、衣装とかも。
すっごい似てる笑
『ねえエドワードって呼んでいい？』
「…いいよ？」
『やった！』
「じゃあ俺お前のこと何て呼べばいい？」
『普通にAでいいよ？』
「え？デカ女じゃだめ？」
『は？』
「お前身長何センチ？」
『…169センチだけど。』
「ほらデカいー」
『お前がチビなだけだわ。』
「違うしデカ女。」
『うっさいチビ！！』
私をデカ女というエドワードの笑い方は
完全に悪魔だった…
(〜このくそ悪魔っ！)
そんな訳で私とくそ悪魔…エドワードの居候生活が始まったのでした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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やまぁ(･∀･)(プロフ) - 面白かったです！ 悪魔なのにエドに似てるってゆうのが私ハガレン大好きなのですごく嬉しかったです！ (2018年10月9日 15時) (
レス) id: 7ebf9053f9 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 続きすごい気になるのに…(´；ω；｀)ここで終わってしまうんですか？出来れば、番外編などが見てみたいです！面白かったです！！^^* (2017年11月25日 23時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 初めまして！この作品すっごく面白いです！読んでてワクワクするしこれからの展開が気になります！これからも応援してるので自分のペースでゆっくりがんばってください！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: c294d7709a (このIDを非表示/違反報告)
アコノン(プロフ) - 私はこの作品大好きです！これからも応援し続けますっ!! もちろん、評価してありますっ!!!! (2017年3月26日 17時) (レス) id: 0e9567a085 (このIDを非表示/違反報告)
†.Ami.Kei.† - この作品 大好きです���� 応援してます.。 お星さまおしました���� (2017年3月24日 12時) (レス) id: 8c8aec742d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのはる | 作成日時：2017年3月9日 6時
