＃five ページ5
その男はふっと顔を上げた。
キラキラと光る金色の髪。
真っ黒の衣装。
そして…
『…っ！』
誰もが振り向くだろう、美しすぎる顔立ち。
青く澄んだ瞳が、綺麗だった。
「俺の名前？…そんなのないよ。」
『…は…？』
その男はひらりと黒いマントを翻してベッドから降りた。
…案外小さい。有岡と同じくらいかな？
『…てかなんなのよその格好悪魔じゃあるまいし…「お、せいかーい。」…え？』
「…俺は悪魔です。」
は…？
なんなんだなんなんだ。
こいつ中二病か？←
その時
母「Aー？ご飯出来たわよー？」
お、お母さんナイスタイミング。
私は階段を上がってきたお母さんに声をかけた。
『ねぇお母さん何でこんな奴家に入れたの！！』
母「…え？」
『えって…ほら見てよ！私の部屋！あの金髪の男何で部屋に入れたの！！』
私はグイッとお母さんの手を引っ張って私の部屋を見せた。
母「…え？金髪の男？」
『はぁ！？いるじゃんベッドの上！！金髪の黒ずくめの！！』
母「…誰もいないじゃない。」
『！！！』
金髪の男はニヤリと笑うとお母さんの前に立った。
『ほら！今お母さんの目の前にいるでしょ！？』
母「あんた…久しぶりに部活頑張りすぎておかしくなっちゃったんじゃないの？」
『え…』
母「とにかく、お母さんにはそんな人見えないわよ。ほら、ご飯食べるわよ。」
お母さんはとんとんと階段を下りていった。
『…嘘でしょ。』
「…信じてくれた？」
『…じゃあ何で家に入れたのよ…』
その男はため息をつくと
すっと窓の方へ歩んだ。
そして…
『ちょっと…ここ二階だよ…って！』
そいつはするりと窓を通り抜けた。
『嘘…！』
私は慌てて駆け寄ると窓を開けた。
そこには、さっきの男がぷかぷか空に浮いてて。
『…な…！』
「まだ信じないなら…」
そいつは近くにあった小屋にすっと指を伸ばした。
そして…
ﾋﾟｶｯ ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ…！！
そいつの指から光線が飛び出し、その小屋を壊した。
「…これで信じてくれるでしょ？」
そいつはニヤリと笑ってまた私の部屋に入り込んだ。
私はただただ固まっていた…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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やまぁ(･∀･)(プロフ) - 面白かったです！ 悪魔なのにエドに似てるってゆうのが私ハガレン大好きなのですごく嬉しかったです！ (2018年10月9日 15時) (
レス) id: 7ebf9053f9 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 続きすごい気になるのに…(´；ω；｀)ここで終わってしまうんですか？出来れば、番外編などが見てみたいです！面白かったです！！^^* (2017年11月25日 23時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 初めまして！この作品すっごく面白いです！読んでてワクワクするしこれからの展開が気になります！これからも応援してるので自分のペースでゆっくりがんばってください！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: c294d7709a (このIDを非表示/違反報告)
アコノン(プロフ) - 私はこの作品大好きです！これからも応援し続けますっ!! もちろん、評価してありますっ!!!! (2017年3月26日 17時) (レス) id: 0e9567a085 (このIDを非表示/違反報告)
†.Ami.Kei.† - この作品 大好きです���� 応援してます.。 お星さまおしました���� (2017年3月24日 12時) (レス) id: 8c8aec742d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのはる | 作成日時：2017年3月9日 6時
