#thirteen ページ15
『有岡〜？』
私は屋上の階段を上がっていった。
よく一緒にサボった場所。
ここにもしかしたらいるかなって思ったんだ。
『…やっぱり(笑)』
屋上には有岡が寝っ転がって休んでいた。
有「うわ、新島。」
『うわってなんだし。』
私は有岡の横に腰掛けた。
『サボり？』
有「うん。」
『じゃあ私もサボる。』
有「え、いけよ授業。」
『やだ。』
有「期待するじゃねーか。」
『は？』
有「…いや、何でもない。」
ヤバいって言いながら鼻の下をこする有岡。このクセ昔から変わってない。
有「あ…なあ新島。」
『ん？』
有「これ、体育館裏に落ちてたよ。」
『あ…！』
私が今日付けてきた、カラーピン。
前髪を触ると、確かにない。
初日から落とすとか最悪ですか。
『ありがと…「止まって。」…え？』
有岡が急に近くに来た。
有「…つけたげる。」
『え！いやいいよいいよ』
有「だめ。つける。」
『…わかった。じゃあ付けて…』
何でそんな付けたがるのかわかんない。
有岡のゴツゴツとした手が近づいてきた。
優しく、私の髪を分けてくれる。
ｻﾗﾘ… 髪をいじる音が、やけに聞こえてきて少しドキドキする。
有岡…こんなかっこいい顔してたっけ…
そういえば、有岡は意外とモテるって聞いたことがある。それを聞いた時は笑い飛ばしたけど、今はちょっとわかるかも…
有「新島？」
『ふぇっ！？』
有「ふぇって(笑) 終わったよ。」
『あ、ありがと…って何やって…！』
有岡の前髪にあった髪が私の頭の後ろにまわったかと思うと、グイッと引き寄せられた。
『きゃっ…！』
あっという間に、私は有岡の胸にすっぽりおさまってしまった。…つまり抱きしめられた。
『有岡…ちょ…』
慌てて離れようとしたけど有岡のがっしりとした腕が私の背中に回って、離れない。
『な…』
有「好き。」
有「好きだよA。」
あり…おか…？
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2人が抱きしめ合う屋上の影。
そこに、エドワードは立っていた。
「…何で。」
エドワードはその場にしゃがみ込んだ。
「何でこんなに胸が苦しいわけ…？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やまぁ(･∀･)(プロフ) - 面白かったです！ 悪魔なのにエドに似てるってゆうのが私ハガレン大好きなのですごく嬉しかったです！ (2018年10月9日 15時) (
レス) id: 7ebf9053f9 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 続きすごい気になるのに…(´；ω；｀)ここで終わってしまうんですか？出来れば、番外編などが見てみたいです！面白かったです！！^^* (2017年11月25日 23時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 初めまして！この作品すっごく面白いです！読んでてワクワクするしこれからの展開が気になります！これからも応援してるので自分のペースでゆっくりがんばってください！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: c294d7709a (このIDを非表示/違反報告)
アコノン(プロフ) - 私はこの作品大好きです！これからも応援し続けますっ!! もちろん、評価してありますっ!!!! (2017年3月26日 17時) (レス) id: 0e9567a085 (このIDを非表示/違反報告)
†.Ami.Kei.† - この作品 大好きです���� 応援してます.。 お星さまおしました���� (2017年3月24日 12時) (レス) id: 8c8aec742d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのはる | 作成日時：2017年3月9日 6時
