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お菓子が29個 ページ29

リリア「こりゃなかなか笑っていられない状態になってきたのう」

とリリアは言っていた

ーハロウィーンウィーク6日目ー

講堂には運営委員たちが集まっていた

クロウリー「皆さん、おはようございます.....。ただいまより『ハロウィーンウィーク』の運営委員会議を始めます.....」

ジェイド「2日前の生き生きとした様子とは打って変わって意気消沈していらっしゃいますね」

ヴィル「学園長だけじゃないわ。朝昼晩問わずマジカメモンスターの対応に追われて......」

みんな疲れたと言わんばかりのような表情をしていた

ヴィル「運営委員のみんな疲れ果ててる」

カリム「........あれっ。みんなって言うけど、マレウスがいなくないか?」

リリア「すまんが今日の会議は欠席じゃ。今度あやつの堪忍袋の緒が切れれば、いよいよマジカメモンスターは無事ではすまぬじゃろう。本人も自覚があるのか「1人になって頭を冷やしたい」と言っておった」

カリム「せっかくのハロウィーンなのに1人ぼっちなんて.....寂しいだろうなあ」

ケイト、ヴィル「.............」

クロウリー「皆さんご存知のように、現在学園内の至る所でトラブルが相次いでおりまして......今朝はとある生徒から苦情のご意見が届いております.....」

デュース「苦情?」

ガチャと扉の開く音がした

グリム「やいやいテメェら〜〜〜〜〜!」

ジャック「Aとグリムじゃねえか」

エペル「なんだか2人ともやつれてない?」

グリム「ハロウィーンのせいで、寮の外でも中でも追いかけ回されて大変なんだゾ!」

A「夜も眠れず頭と胃がストレスと寝不足で痛いです......」

グリム「おう!ほらっオレ様も目が充血しまくってるんだゾ。ハロウィーンはいいものだって聞いたのに.....オレ様すっげー楽しみにしてたのに...全然面白くねーんだゾ!ハロウィーンは楽しいなんて嘘っぱちじゃねーか!」

A「.....私は、うちの寮の庭を使っているディアソムニア寮も...運営委員も一切責めません。ただ...お客さんにはある程度の常識を持っていて欲しかった...。シルバーさんが立ててくれた看板を無視した客人が寮内に入ってきた時、私は怖かった....。それと同時に自分のやっている行為が愚行だとなぜ気付かないのか、と思いました。......客人だからなにをしても許される訳でない...のに......何故、わかってくれないの......」

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作者名:潮音 | 作成日時:2020年10月14日 23時

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