十話 ページ11
*
探偵社にいる全員が思った
ご愁傷様…と
「国木田くん、あまり大きな声を出すとAが起きてしまうよ」
「恐らく太宰さんのせいですよ」
「おや、谷崎くん。どうしたんだい?」
「そう言えばAちゃんに自己紹介してなかったなーと思いまして」
「残念だけど寝てしまっていてね」
ゆっくりAに視線を送ると目を擦りながらこちらに向かってきていた
国木田くんの声に起きてしまったかな?
私の足元まで来ると手を精いっぱい広げてこっちを見た
*
「……だっこ」
寝起きで目がうるうるしてる状態の抱っこ発言…可愛い
私はAを抱き上げると谷崎くんに近寄った
「A、自己紹介して?」
「はじめまして、Aです…」
「初めまして、ボクの名前は谷崎潤一郎です、よろしくね」
「いちろ?」
「言いにくいかな?」
そう云いながらAの頭を撫でる谷崎くんは笑っていた
「いちろにいしゃん!!」
うん、やっぱりAは可愛い
「ナオミも自己紹介しますわ」
急に聞こえた声にAがビクッとする
「あぁ!ごめんなさい、怖がらないで?」
「だいじょぶ…」
「私はナオミですわ、兄様の妹ですの!」
「なおみねえしゃん?」
「あぁん!!可愛いですわ!!」
そう云うとAの頭を撫でるナオミちゃん
目をスッと細めて嬉しそうにAが微笑む
やはりAは可愛い
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まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年5月16日 18時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年7月15日 1時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
悪(プロフ) - 美紀さん» 更新ペースを上げられるように頑張ります (2018年3月1日 17時) (レス) id: 2a0f9d1f23 (このIDを非表示/違反報告)
悪(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます。漫画を無くしておりました←頑張ります (2018年3月1日 17時) (レス) id: 2a0f9d1f23 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 文スト大好きですこの小説最高です (2018年2月27日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悪 | 作成日時:2016年7月25日 21時