悪女vs悪女【ツイステ】 (ページ3)

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ふたつページ3

『････でも、やっぱりここまでされると、
傷ついちゃうなぁ････。

私は、仲良くしたいんだけどね』

仲良くなりたい。

好印象を与える言葉。

それに釣られて私の味方になるモブは数しれず。

涙を流せば皆よってくる。

きっと、ルーク先輩あたりは気づいているのだろう。

気づいていて尚、私の味方をするのだ。

気分がいい。

あっちは顔重視だけど、こっちは数、効率重視。

モブでも数があればそこそこの戦力はあるし、質のいい味方だってたくさんいる。

今のところ心強い味方は、トレイン先生の飼い猫、ルチウス様といったところだろう。

ルチウス様もかなりの性格の持ち主だ。

私と監督生さんの争いをみては楽しそうにしている。

とんだ化け猫だ。

なにかあったら味方になってやるとまで言ってくれるほどは気に入られている。

『!!』

でも、これ以上味方を増やしても嘘の塗り硬めのボロが出ると、もうあまり増やさないようにしていたが、たった今、やめた。

私の視線の先には、オクタヴィネルのギャンブラーを連れて歩く監督生さん。

あーあ。あれ取られちゃったかぁ～････。

出遅れた。その一言に尽きる。

あそこは味方にするのに手こずるし、味方になったところで厄介事も多いと思いあまり手出しはしてこなかったが、敵になるというなら話は別だ。

私は監督生さんの勝ち誇った笑みのせいで、
ドッと気分が下がった。

気分をあげたい。

それだけのために。私はまた新しい輩に手をだした。