無冠の五将 隠れた逸材 ２【黒バス 男主】

８３話 ページ41

今試合に出ている霧崎第一の選手のほとんどが、精鋭のdiezだと知って気を引き締めた秀徳メンバーだったが、第2Ｑまで終わって点差を見てみると、30点と離されつつあった


監督「diezがここまで成長しているとはな。第3Ｑからは夜神を入れる。木村と交代だ」


木村「うっす。夜神、任せたぞ！」


伶良「はい！」


選手を交代させたのは秀徳だけではなかった


霧崎第一は唯一diezではない山崎がとある選手と交代した


霧崎第一カラーのパーカーを着て、フードを深く被った見たことのない選手だった


「あんな選手見たことあるか？」


「あれ、化物じゃね？」


そういった声が、観客席の方から聞こえてきた


高尾「化物？」


大坪「噂程度に聞いたことがある。あの泉真館をほぼ無失点に抑えこんだ選手がいたそうだ。おそらく、あのパーカーの選手がそうなんだろうな」


試合が再開し、夜神には碓氷が付き、高尾には月城が付いた


緑間のマークに付いたのはパーカーの選手だった


高尾(真ちゃんに付いたってことはSGか。でもまぁ、誰であってもうちの真ちゃんは止めらんねー)


高尾「真ちゃん！」


高尾から緑間にパスが通り、緑間はシュートを打つ体制になった


しかし、パーカーの選手に動く気配はなかった


緑間は迷うことなくシュートを打ち、シュートはあっさり決まった


宮地「シュート決まったのに嬉しそうじゃねーな」


緑間「今のシュート、わざと打たされました」


宮地「わざと？」


伶良「相手が緑間さんのシュートを見極める為に打たせたんだと思います。次は何か仕掛けてくるかもしれません」


大坪「少し慎重に行くか」


「おう/はい！」


試合が再開すると、パーカーの選手は高尾のマークについた


高尾(パスカット狙い？無理だろうけどな！)


霧崎第一ボールだったボールは、宮地にカットされ、高尾へと回ってきた


高尾はマークされているからか、中々パスを出せないでいた


高尾(パスカット狙いじゃなくて、俺から真ちゃんへのパスを牽制するのが狙いか！つか、圧がすげぇ)


やっとのことでマークを掻い潜った高尾は、緑間にパスを出し、緑間のシュートも決まった


その後も、パーカーの選手にパスカットを何回もされたが、特に目立った攻撃は何もしてこなかった


緑間は、パーカーの選手のマークにやり辛さを感じていた


シュートは決まっているのだが、気持ちのいいシュートとは到底言えなかったからだ


そうして第３Ｑが終了した

８４話→←８２話

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す