78話 ページ36
木吉「日向、今も朔夜が花宮の相棒とは限らないだろう?」
日向「そうだな。問い詰めて悪かった」
朔夜「いえ」
そう言うと荷物を持って立ち上がり、誠凛メンバーの方に一礼して行ってしまった
朔夜「花宮さんにラフプレーはさせない」
その呟きは後ろにいた誠凛メンバーにも聴こえなかった
―――――――――
会場を出た後、朔夜はある人とバッタリ会ってしまった
「何でここにいるの、朔夜?」
「敵情視察以外に、僕がここに来る理由があるとでも?」
「何となくは分かってたけどさ。この間ぶり、朔夜」
「そうだね。昴」
昴「少しだけ時間くれない?」
朔夜「手短に頼む」
2人は会場近くの公園に移動した
昴「この前はごめん。朔夜のこと考えずに色々言った」
朔夜「僕も悪かったよ。君たちに嫌われるようなことしたのは僕なのに、食ってかかってしまった」
昴「あの後、悠麻と大翔に改めて朔夜のことを聞いたんだ。あの時の朔夜がどんな状況に居て、どうしてあんな行動をしたのかとか、試合に出なくなった理由も」
朔夜「そう、か」
朔夜は視線を落とした
昴「朔夜のこと、俺は何一つ分かってなかったんだ。分かろうとさえしなかったことに、今更だけど気付いたんだ」
朔夜「何が言いたい」
昴「チャンスが欲しい」
朔夜「チャンス?」
昴「俺だって、悠麻達みたいに朔夜ともう一度バスケがしたい!だから、チャンスが欲しいんだ!」
昴は真っ直ぐ朔夜の目を見た
昴の瞳には、一点の曇りもなかった
朔夜「チャンスは上げるよ。でも、学校違うでしょ。そこは、どうするの?」
昴「転校する!」
朔夜「え?昴、僕が今どこに通ってるか知ってて言ってるんだよね?」
昴「霧崎第一だろ?悠麻から聞いてる!」
朔夜「編入試験受けるの?難しいって聞くけど」
昴「そこは大丈夫!実は、蓮に勉強教えてもらってるんだ!だから、お願い!」
朔夜「そこまで決意固めているのなら、断る理由はないね。分かった。僕ももう一度やり直したい」
2人は固い握手を交した
数日後、昴が無事に編入試験を突破したことは、言うまでもないだろう
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白うさぎ(プロフ) - さくりさん» コメントありがとうございます。もちろん覚えています。忘れたことはありません。長らく更新できずすみません。スランプが続いているのと、私生活が忙しく中々更新できずにおりました。近々久し振りに更新しようと思いますので、もう少しだけお待ちください。 (2019年12月13日 17時) (レス) id: 16df5a4577 (このIDを非表示/違反報告)
さくり - 白うさぎさん» はじめまして、さくりです。この作品を覚えていらっしゃりますでしょうか?既に2年近くたっていて忘れていてもおかしくありません。事情があるのかもしれませんが、お返事頂けたら嬉しいです。 (2019年11月27日 19時) (レス) id: 11e1fd3e2e (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ(プロフ) - ヒビキさん» 深夜に失礼します。真夜中に更新したにも関わらず、コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しい限りです。不定期ですが、次回の更新をお待ち下さい。 (2017年2月11日 2時) (レス) id: 64054cd90c (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 更新されたー!!あー夢主君言動がイケメン!この次回を楽しみにさせる終わり方好きです!次回楽しみにしています! (2017年2月11日 2時) (レス) id: 9ddb2aed53 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ(プロフ) - ゆうとさん» コメントありがとうございます。私自身も夢主のキャラクターが好きです。更新は不定期ですが、今後も頑張りますので、読んでくださると嬉しいです。 (2017年1月26日 7時) (レス) id: 64054cd90c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白うさぎ x他1人 | 作成日時:2015年12月4日 12時