無冠の五将 隠れた逸材 ２【黒バス 男主】

５７話 ページ15

朔夜「晃、佐野さん怪我してるから治療してあげて」


と言うと、晃はオロオロしながらも佐野を抱き上げ、部室へと向かった


佐野と晃が見えなくなったところで、朔夜は更に怖い顔をした


その表情に女生徒たちは怯え始めた


朔夜「君達さぁ、こんなことして許されると思ってるわけ？悠麻撮れてる？」


悠麻「ちゃんと撮れたよ〜」


そう言って、悠麻はスマホの画面を朔夜に見せた


悠麻は佐野に嫌がらせをしていた女子生徒達の写真を撮っていたのだ


朔夜「うん、よく撮れてる。君達さぁ、何の恨みがあるのか分からないけれど、金輪際佐野さんに近づくなよ。次、やったらどうなるか分からないからね」


妖しい顔でニコリと嗤うと、女子生徒達は怖くなったのか一気に逃げ出した


ひと段落つき朔夜は溜息をこぼした


徹「何だったんだ結局」


朔夜「元々はバスケ部のマネ志望の生徒。でも、ミーハーなマネージャーは要らないから、蹴散らした。それで、佐野さんに当たってるんだと思う？」


徹「へぇ。佐野も大変だな」


その後花宮達が来て練習が始まった


――――――――――――――


いつもより早めに練習を切り上げ、合宿についての話とミーティングをすることになった


花宮から合宿についての詳細プリントが配られ、皆はそれに目を通した


花宮「今年も合宿は１軍だけ２回行う。夏休み最初の一週間は山で、終わりの一週間は海でそれぞれ強化合宿を行う」


原「飯はどうすんの？」


花宮「宿泊先の人とマネージャーが作ってくれる」


原「そかそか」


山崎「練習メニューは？」


花宮「朔夜が急ピッチで新しい練習メニューを合宿用に作ってくれてる。厳しくなる予定だから覚悟しておけよ」


山崎「そ、そうか」


花宮「詳しくはプリントを見てくれ。次だ」


こうして合宿の話は終わり、ミーティングに入った

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