【歌い手】ラ上司、ら部下。Part4【センラ】

one-hundred‐thirtyfour ページ41

うらたぬきside

「お疲れ様でした〜お先失礼致しますー」

歌い手の方のライブを終え、待っていたのは声優の方の仕事。アイドル役を終えてのど飴を口に放り込み、マスクを付ける。

Twitterに「終わりました〜」と書き込もうとしたらとってあるメンバー全員のTwitter通知。そのうちのひとつが目に飛び込んできた。



[らが]
すみません、少しの間だけ音楽から離れさせてください。私情になってしまうのですが少しだけわがままを聞いてくださると嬉しいです。


[志麻@浦島坂田船♔]
ゆっくり休んで。あと、LINEみてくれ

[となりの坂田。@浦島坂田船]
らがちゃん、待って、LINEみて、お願い

[ｰｰｰ]
らがちゃんどうしたんですか……？ゆっくり休んでください……。

[ーーーーー]
戻ってくるのゆっくりでいいからね、落ち着くまで待ってるよ！


リプライ欄にはにはメンバーの焦った返信ととリスナーの暖かい返信。

いや、メンバー全員じゃない。センラだけツイートはしているのにリプライはしていない。

しばらく固まっていたらピコンとひとつだけLINEの通知が入った。

[らが]ごめんね、うらたん。しばらくだけ休ませてほしい。ごめん、本当にごめん。いつか、きっと帰ってくるから。ごめんね、うらたん。ごめん。

なんで、そう送るのは簡単だ。でも文字だけじゃやっぱり伝えられない。俺は浦島坂田船のリーダーなんだから。
直接、逢いにいくから。待ってて、らがちゃん。お願いだから、ひとりで抱え込まないで。

俺はそのメッセージに「こっちは大丈夫だから。ゆっくり休んで。」たった二行の短い返信だけして、
連絡先から今まで1度もかけたことのなかった番号に電話をかけた。


「…………すみません、あくびさんですか？」


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今ちょっとTRPGにハマっててですね……(唐突)
ちょっとクトゥルフ要素はないんですけど、TRPG的な分岐小説あったら面白そうだな〜と思って今浦島坂田船の小説書いてます……だからこんなに遅くなってます……どうぞお好きに私を炙ってやってください……

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