【歌い手】ラ上司、ら部下。Part3【センラ】

seventy-two ページ12

センラside

遊びを投げ出し、馬車馬の如く働いたあの社畜デーから3日がたった今日。



なんか蘭賀の様子がおかしい。



落ち着きなく時計を見あげてはため息。3分くらい仕事をしてまた時計を見あげてため息。以下繰り返し。




______デート…？





いや、んなわけないか。でも…。




そう悩んでいた12時55分。突然蘭賀が「お昼休憩とります！！！！！」と叫び、オフィスを飛び出す。




無意識にTwitterを開くとうらたんのツイートが目に入った。



［今日は夏ツの当落出るね！］



…あ、やべ、忘れてた




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Aside

あと5分…あと、5分んん…((


あ、あと4分じゃんそろそろログインせんと…




あっ待って待って時間なっちゃったよやばいｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ当たってますよに！！




今回は…っ お手伝い頼めなかったから…っ



これが外れたら…終わる…いけない…




そして開いたページ。スマホの小さい画面に写る文字を食い入るように見つめる。





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
蘭賀A様

抽選の結果、チケットを
ご用意することができませんでした。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



oh......…おわたんたんめん…




「蘭賀〜どやった〜？」



『落ちますた…』



「へーそーなんか。じゃあさ…」



『もし先輩が関係者席で見ればええやんとか言ったら私殴ります。』



「ふーんなんで？」



『他のcrewに顔向けでできんくなるやろ。



「さっすが蘭賀。crewの鏡。でも残念ながら関係者席のお誘いやないんよ」





『ほうほうならば聞こう。その言い方だとほかのお誘いということかい？』




「その通り。」




『で？なんや？』





「前うらしまさかで話してたんやけど夏ツ出演者として出ません？」

『いやです』






ーーーーーーーー☆即答___！？

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