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「俺達もサバナクローに戻ってラギー先輩達に相談してみるか。」
「じゃあ、先にA探さないと。」
「そうだな。A何処にいるんだゾ？」
私達はAが何処にいるかを探していると、食堂が賑わっていた。
覗いてみるとイグニハイド寮以外の寮が食堂に集まっていた。
「なんだよ、これ。ちょー美味い！！」
「これも美味しいわ。」
「こんなに美味しいの食べた事が無い。」
「このデザートも美味しいぞ。」
等と話していた。
キッチンの中を覗いてみると、そこには料理を作っているAが居た。
ユウside終了
「A何してるの？」
『お帰り、ユウ、グリム、ジャック。エースとデュースも。時間があるときは食堂のゴーストの手伝いで下拵えはしてたんだけど、手伝ってたら時間になったからそのまま手伝ってたら騒ぎみたいになっちゃっただけ。後、ユウとグリムとジャックには後で持って行くからサバナクローに先戻ってて。』
「分かった。待ってるね。」
ユウ達は先にサバナクロー寮に戻った。
一時間後ぐらいにAは食堂が落ち着いて料理を持ってサバナクローに戻った。
「え？君らマジで珊瑚の海に行ったんスか？」
「は、馬鹿すぎんだろ。」
「ふな゛っ！？オメ―がサッサと行動を起こせっつったんだゾ！」
「フン。誰も馬鹿正直に海に行け、なんて言ってねぇよ。時間は有限。頭を使って価値のある使い方をしろって言ってやったんだ。水中で人魚と真っ向勝負するなんざ、どう足掻いても勝ち目がねぇ。わざわざ食われに行くようなもんだ。」
「……あの、もしかしてレオナ先輩達はあの双子が人魚だって知ってたんスか？」
「まぁな。」
「俺は去年の夏、水泳の合同授業でフロイド君が元の姿になってるところ見た事があるけど……あれに水中で追い掛けられたら一巻の終わり感あるッスね。」
「だったら先に教えておいてくださいよ！」
「事前の情報収集無しに勝手に飛び込んでいったのはお前らだろ？きかれりゃ、懇切丁寧に教えてやってたさ。」
「そうそう。行動を起こす前はもっと用心深くならなきゃ。シシシッ！向こう見ずな奴はサバンナじゃすぐ飢えちまうッスよ。」
「ぐぬぬ……相変わらず意地が悪い奴らなんだゾ！」
「アズールの奴、最初から邪魔するつもりで契約を持ち掛けたって事か？」
「当たり前だろーが。」
「リーチ兄弟はアズール君の手下で、契約者から担保と代償をきっちり取り立てることで有名ッス。」
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作者名：彩夏 | 作成日時：2023年3月13日 2時
