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「オメー、ほんと素直じゃねぇなあ。」
「ローズハート寮長に、話はつけてある。僕たち一年生の四人部屋で良いなら雨風を凌げる場所は提供出来るぞ。」
「お前ら、四人部屋にさらに二人と一匹を押し込めるつもりか？ハーツラビュルに空き部屋はねぇのかよ。」
「うちの寮は退学者も留年性も居ないから常に満員状態なんだ。」
「……なら、サバナクロー寮に来るか？」
「「「えっ！！？？」」」
「アズールと交渉について行ってやると偉そうに言って置いて、結局何もできなかったからな。マジフト大会の時の借りもあるし、レオナ先輩達も断わりゃしないだろう。」
「ほぉ〜〜〜。」
「へぇ〜〜〜。ジャック君って実は優しいんだぁ〜〜〜。」
「意外な一面なんだゾ〜〜〜〜。」
「か、勘違いするなよ！！次のテストためにユウとAにはアズールとの勝負に勝って貰わないと困るだけだ！」
「はいはい、そういう事にしときましょ。」
「ジャックの提案の方が、A達もしっかり休めそうだしな。」
「うちの寮だと、床に寝るか、俺かデュースのベッドで一緒に寝るかになっちゃうしねー。……あ、もしかしてそっちの方が良い？」
『消え失せろ、クズ！！』
Aはエースを睨み付けた。
「私も嫌かな。」
『そういう事なので、サバナクロー寮にお世話になります。』
「じゃあ、さっさと寮に戻るぞ。もう12時近いじゃねぇか……ふぁあ……。」
「んじゃ、また明日な。」
「お休み。」
『鏡の間まで一緒でしょ。連れて行ってあげるわよ。』
「連れて行くってどうやって？」
『ジャックは初めてだったね。見せてあげる。私の側に来て。
Aは全員を連れてユニーク魔法で鏡の間に移動した。
「おい！！今のは……」
『私のユニーク魔法よ。アズール先輩もジェイド先輩もフロイド先輩も知らなかったでしょうね。私がユニーク魔法を三つ持っている事を。』
意地悪そうにAは笑った。
「この事知ってるのは……」
『多分、ハーツラビュル寮の人達は全員知ってるんじゃない？ねぇ、ユウ。』
「うん。知ってるよ。マジフト大会の時に別のも使ったから三つあるってリドル先輩とエースとデュースが知ってる事になるかな。」
『って事、だから、ジャックはこれで全部知る事になったわね。』
「お前、すげぇ奴だな。」
『ありがとう。』
ジャックと共にサバナクロー寮の鏡の潜った。
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作者名：彩夏 | 作成日時：2023年3月13日 2時
