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ある日、何でも法律違反をしている生徒にリドルがユニーク魔法を使った。
『リドル?大丈夫?』
「問題無い。」
リドルはAの心配を無視していた。
『トレイ。ちょっといい?』
「A、良いけど。」
図書室に居たトレイに声を掛けようとそこに一年生の男の子が三人と一匹がやって来た。
「トレイ先輩!」
「誰ですか?その人?」
『君達の方こそ、誰なの?』
「此奴、何か怖いんダゾ。」
「俺は異世界から来た、ユウです。」
「俺は、エース・トラッポラ。」
「俺はデュース・スペードです。」
「俺様はグリム様ダゾ。」
『私はWVUから来た交換留学生のA・ラビアンです。』
Aが自己紹介した。
「交換留学生?!」
「しかも女の子!!」
四人は驚いてAを見た。
『私、貴方達より年上です。敬語を使いなさい。』
「えー!」
『えーでは無い!君みたいな子が何故、ハーツラビュルに入れたのかしら。リドルが苦労しているのが見て分かるわ。』
Aは睨んだ。
トレイはAが四人に対して怒って居る事に気が付いた。
「A、今からマロンタルトを作るんだ。手伝ってくれないかい?」
『マロンタルト?作ってどうするの?』
「何でもない日のパーティーに持って行くんだ。」
『何を?』
「マロンタルトを。」
Aは何かを言おうと思ったが辞めた。
『貴方達はまだ、ハートの女王の法律を覚えきれてないのね。呆れるわ。勝手にしなさい。でも、私は手伝わないわ。』
それだけ言うと、図書室から出て行った。
リドルを見つけた。
『リドル。』
「A、君は僕のやり方は間違っていると思うかい?」
『リドルのやる方は間違っている所はある。』
リドルが反応したのが分かった。
「君も…」
『でもね、私は罰が無ければ怠ける者は現れる。だからこのままでいいと思う。でも、忘れないで。この法律を考えたのはリドルじゃない。ハートの女王である事。』
リドルがAを見つめた。
「寮長は僕だ。此処でのハートの女王は僕だ。」
『リドル。はぁー。いいわ。何があろうと側に居るわ。』
二人は少し話をして寮に戻った。
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作者名:彩夏 | 作成日時:2023年1月16日 0時