星に願いを【僕のヒーローアカデミア/ホークス】 (ページ7)

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会場に戻ると何故かＡ組の女子がチアの格好をしていた。

『八百万さん？どうしたの、その恰好。」

「上鳴さんと峰田さんに騙されましたの。」

『そうだったの。着替えてきたら。』

「試合までに着替えますわ。」

「何で星野さんは着替えて無いんだよ！」

『私は居なかったからよ。』

トーナメントの組み合わせが決まった。

Aの相手は芦戸となっていた。

「Aちゃんが相手か。負けないから！」

『私も負けないわ。』

Aはそれだけ言うと離れて行った。

Aは自分の番になるまで静かになれる所に移動した。

トーナメントが始まってから会場に戻った。

最初は心操と緑谷が戦っていた。

開始早々心操の個性が緑谷に効いた。

「そのままフィールドから出ろ。」

心操の個性に操られて緑谷は従順に外に出ようとしたが、出るギリギリで正気に戻り、中に戻り心操と体術で戦い緑谷に軍配が上がった。

「心操君、場外！緑谷君の勝ち！」

心操は緑谷と何か話してフィールドから出て行った。

『彼は此れから強くなっていくね。』

Aは独り言を言って会場から離れたら偶然にも轟とエンデヴァーが話しているのを見た。

気付かれないようにその場を離れた。

轟の試合は直ぐに終わり、次の試合も瞬殺で終わったのでAの番が来た。

フィールドに行くと芦戸も反対側から入って来た。

「私、負けないから。」

『私も負けませんよ。』

〈第四試合。此処までマジで強過ぎでしょ、１A星野A！対その角から何か出るのか、１A芦戸三奈！スタート！！〉

先に動いたのは芦戸だった。

Aは向かってくる芦戸に気にせず、手で丸を描いた。

『星に願いを、芦戸三奈を場外にして。』

言い終わると芦戸は後ろにいきなり飛んで場外になった。

「芦戸さん、場外！星野さんの勝ち！」

Aは芦戸の方に行った。

『大丈夫？』

「悔しいけど、凄かった。次の試合勝ってね。」

『勿論！優勝するわ。』

Aは芦戸と握手をしてフィールドを後にした。