星に願いを【僕のヒーローアカデミア/ホークス】 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:1,260 hit

12 ページ12

振替休日で学校は休みになった。

次の日、誰よりも先に教室に着いた。

ぞろぞろと生徒が来て、皆が来るときに色んな人に声掛けられた話をしていた。

Aにも梅雨やお茶子達が聞いて来た。

「星野ちゃんはどうだったの？」

『私は寮だから。』

「そうなんや。寮なんや…寮！」

『言ってなかったっけ？私寮生活してるよ。』

皆が驚いていた。

「Aちゃんは寮生活だったのね。」

『私はヴィランに狙われてるらしいの。でも、私は平気。』

「星野さんの個性について教えてほしいです。」

緑谷がAに個性について質問した。

『個性は何度も言っているけど、【星に願いを】。なんでも願いを叶える事が出来る。それがどんな事でも、例えば、個性をこの世から消すとかね。』

「そんな事出来る筈無い！」

『私の個性ならそれが出来ちゃうの。私は個性で人を守る事に使いたいから、ヒーローを目指してるの。』

「なら、ヴィランに狙われる事になるわけだ。」

『そういう事。私は子供の頃から狙われて生きてきた。その時に初めて個性を使った時に願ったのは私の個性は誰にも奪えない。私はヒーローになってヒーローを助けたいの。』

Aは苦笑いを浮かべた。

「星野さんの個性は凄いね。」

『うん、でももっと強くならないとね。』

「私達も負けない様に頑張らないとね。」

皆と話して先生が来るまで話していた。

「おはよう。」

先生が包帯を外して教室にやって来た。

「先生、包帯とれたのね。」

「俺の事は良い。今日のヒーロー情報は少し違うぞ。」

相澤先生は体育祭の時の事を話し出し黒板にプロヒーローからの指名の数を書いた。

先生が話しをしている途中にミッドナイト先生が教室に入って来た。

「名は体を表すから変な名前を付けたら痛い目見るわよ。」

『(名前……。)』

「出来た人から発表ね。」

『(発表ね。)』

Aはペンを持たず悩んだ。

『(昔、ホークスが言ってたけど……ホープ…ウィッシュ…どっちにしようかな。)』

Aは悩んでいる間に一通り皆、発表した。

「後は星野さんと爆豪君ね。」

「星野、お前だけまだ一度も発表してねぇぞ。発表しろ。」

『は、はい。』

Aはボードを持って前に出た。

『私のヒーロー名は……ウィッシュです。』

「ウィッシュ…願う。良いんじゃないかしら。個性にもあってるし。」

『はい。有り難う御座います。』

Aは少しホークスが言った事を思い出した。