最強の悪魔の実の能力者は……赤髪の彼女【ワンピース/最強】 (ページ48)

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2人は紅葉を楽しんだ後、皆がいるであろう酒場に向かった。

入ると酒場のお姉さん達が居た。

「船長さん？やっと来たぁ。待ってたんだよ。」

その声を聞いてAは酒場の扉直ぐで女の人に囲まれたシャンクスを見ていた。

シャンクスは紳士的に対応をしていた。

Aは咄嗟にシャンクスの服を掴んだ。

ハッとしてすぐに手を離した。

カウンターに行き、マスターにアルコールが一番高い酒を頼み、一気飲みをした。

そしてさっきの自分の行動に悩んだ。

『(私、さっき何した？シャンクスの服掴んで何がしたかったの？)』

悩んでる所にヤソップとベックマンが声をかけて来た。

「そんなに悩んでどうかしたか？」

「お頭に何か言われたか？」

『そんなんじゃ無くて。さっきね、シャンクスの服を掴んでたの。それにモヤモヤしていてなんでかなって思って……』

2人に悩み打ち明けると笑い出した。

「もう答え出てんじゃねぇか。」

『え？』

Aはベックマンに言われて首を傾げた。

その後ろでシャンクスが3人で話しているのを見て、モヤっとして自分に引っ付いている女性と外に出ようとした。

それを見たAは小声で、

『痛い。』

と泣きそうな声で呟いた。

その声にシャンクスが振り向いた。

そこには一筋の涙を流すAの姿を見てシャンクスは女性の腕をはらって駆け寄った。

「ベックとヤソップに何かされたのか！？」

「俺等じゃねぇよ。どっちかって言うとお頭だろ。」

「俺！！？」

するとAがいきなりバッと立ち上がり走り去ってしまった。

「えっ！」

「何やってんだ、お頭。追わなくていいのか？」

「お頭は酒を飲みながらそこに居ろよ。俺が追い掛ける。」

話を聞いていたライムジュースが追いかけようと走り出そうとした。

シャンクスは追い掛けようとするライムジュースの腕を掴んで店に戻して走り出した。

「頑張れよ。お頭。」