最強の悪魔の実の能力者は……赤髪の彼女【ワンピース/最強】 (ページ27)

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Aはいつも通り過ごしていた。

ルフィとシャンクスがまだ仲直り出来ずにいた。

エレジアから戻って来て2日経った夜、ベックマンにおんぶされてルフィが帰って来た。

『ルフィ！副船長さん、何があったんです？』

「山賊の奴等にルフィが襲われたんだ。」

Aは話を聞きながらルフィの手当てをした。

『助けてくれてありがとうございます。やっぱり優しい人達ね。』

「？」

『船長さん、少し前に訪ねて来られてルフィを心配してたので。』

振り返りルフィを抱え、布団に寝かした。

『ルフィは愛されてるわ。副船長さん、今日は本当にありがとうございました。』

ベックマンはシャンクス達がいる所に移動した。

翌日傷がまだ癒えてないのにルフィはマキノの店にやって来てシャンクスと仲直りして、そしていつものようにシャンクスがルフィを揶揄い始めた。

そんな日々が続いて1年が経った。

Aはガープの頼みで山に登っていた。

［ダダンという山賊にエースと言うわしの孫を預けておる。様子を見てくれんか。］

連絡が来た時はエレジアの事を言われると思ったが、言われなかった。

山を登り切ると、一つの家が建っていた。

Aはドアをノックした。

「誰だい！こんな時間に！」

『ガープさんに頼まれて来た者なのです。ダダンさんですか？』

大柄な女性が中から出て来た。

「ガープの？何しに来たんだ！？」

『エースと言う男の子の服と様子を見に来ました。何処にいます？』

聞くと後ろを指差された。

振り向くと男の子が1人熊の上に座っていた。

『君がエース君？私はA。貴方の事はガープさんから聞いてるよ。服を持って来たから着てね。元気そうで何より。じゃあ、私はこれで帰るから。何かあったら連絡してね。』

Aはそれだけ言うと帰った。

「変な女。」

「エース！熊！中に入れな！」

エースはAの後ろ姿を見ながら熊を家に入れた。

Aが山から戻って来ると、店が騒がしかった。

『？何かあったのかしら？』

扉の片方が無くなっているのを見て良く無いことが起きたと感じた。

Aは中に入りながらあたりを見渡した。

真ん中でルフィとシャンクスが騒いでいるのを見つけた。

そして朝には無かった傷を見て目を見開いた。

『ルフィ！その傷、何かしら？』

そこにいた全員が一瞬固まってAを見た。

「A！何で此処に！じいちゃんの頼みで山に行くって。」

Aはゆっくりルフィに近づいた。