最強の悪魔の実の能力者は……赤髪の彼女【ワンピース/最強】 (ページ3)

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Aは島を出てから10年が経った。

時々ではあったが、海軍と海賊に苦しめられている島や村を見てきた。

『どうして、人を守る為に力を使わないんだろう。』

悪魔の実の力をコントロール出来る様になった。

Aはのんびりと航海をしていた。

『これから何処行こうかな。……いつも通り進もう。』

Aは雪しか無い島、とても暑い島、初めての島を見て楽しんでいた。

フワフワの実の力を使って船を浮かせて空を飛んで一気にシャボンディ諸島にやって来た。

船を下ろして、海に潜った。

『此処って島じゃなくてマングローブって木で出来てたんだ。』

外は本当に知らないことばかりだなぁ。と考えた。

海から戻ると、知らない奴が船を見ていた。

『貴方、誰？その船は私のだよ。』

「お嬢さん、何処から来たんだ。」

『向こうから来たけど、空を飛んで。』

彼はAが指差した方を見て、ある事に気が付いた。

「お嬢さん、海に入ったらダメじゃ無いか。」

『どうして、海は友達ですよ。』

「君は悪魔の実の能力者だ。早く上がって来なさい。」

Aはどうして悪魔の実の能力者だとバレたのか不思議だった。

「私と一緒に来てくれるか？私はシルバーズ・レイリー、コーティング屋をやっている。」

『ふ〜ん、私はA。レイリーさんは海賊？それとも海軍？どっちだったの？』

「！？これは驚いた。どうしてそう思うんだい？」

『何となくです。ガタイも良かったので。』

「ロジャー海賊団の副船長をしていたよ。何年か前に船長が辞めて私達も海賊を辞めたんだ。続けている奴も居るが、市民に手は出した事はないよ。」

『じゃあ、良い海賊だったんだね。私は海賊が嫌い。家族も村の人も傷つけてきたから。それと同じぐらい海軍も嫌い。海軍も海賊と同じ。彼等は自分達が良ければそれ良いとしか考えてない連中。そうじゃなかったら、私は家族と一緒にいられたし、悪魔の実の能力者になってない。』

Aは話していて気が付いた。

『関係無いのに変な事言ってすみません。私、もう行きますね。』

「待ってくれ、お嬢さん。これからどんな旅になるか分からない。修行しないかい？」

レイリーに誘われたが、また来た時にお願いしますとAは船に乗って行った。