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次の日、雪音と任務の準備をしていると、家のインターホンが鳴った。
出てみるとそこには吉野と伊地知が立っていた。
『あら、吉野君と伊地知。珍しい組み合わせね。』
「実は、今日のAさんの任務に吉野君を同行させて欲しんです。彼の実力がどの位に成長しているかを見て欲しいです。」
『成る程ね。確かに高専入る前の戦いを見ているのは私と虎杖君だけ。良いよ、今日の任務は二級から一級のだから、特級は私がやるけど二級任務は任せてみようかな。』
「仲西先生、今日は宜しくお願いします。」
『うん、よろしく。雪音ー。生徒が一人一緒になったー。』
「分かったわ。」
三人で任務先に向かった。
任務先に着いて、雪音には離れてもらった。
『それじゃあ、始めよっか。【闇より出て闇より暗くその穢れを禊ぎ祓え】中入ろっか。』
「はい!」
Aは手を出さず吉野の様子を見た。
『(より動ける様になったな。式神・澱月の使い方も良くなってるし、使える式神を増やしたんだね。でも、接近戦はまだまだかな。)』
彼の成長が見てとれた。
危なげなく二級の呪霊は祓えている。
一級になると危ないと思うところがあった。
それ以外は問題はなかったので、Aは特級任務に吉野をそのまま中に連れて行った。
『特級は危険な呪霊。吉野君も知っている様に話すことの出来る奴も居るが大抵は話せない方が多いよ。彼等はより非術師の恐怖の多い物からできているのかもね。君は見ていてね。』
話していると呪霊が襲って来たが、動きが単純だった為に直ぐに祓う事が出来た。
「先生は特級が怖くないんですか?足の震えが止まりません。」
『昔は怖くて仕方がなかったよ。怖くても倒せる力が自分にはあるって言い聞かせてた。今は大分怖くないよ。吉野君も五条先輩達について行けば今よりももっと強くなるよ。』
帳が上がり、車に戻ると、コナンが雪音に話しかけていた。
『雪音、お待たせ。任務終了。これからどうする?』
「私は高専に戻って報告書をまとめたい。」
「僕も、虎杖君達に追い付きたいので高専に戻りたいです。」
『了解。じゃあ、此処でお別れだね。私はこのまま、家に帰るとするよ。今日はお疲れ様。』
Aはコナンの存在に気付いてないフリをして二人を高専に帰した。
『さて、コナン。君はどうして此処に居るのかな?』
「Aさんが昨日連れてきた人が居たから。」
Aは溜息をついてコナンを連れてポアロに向かった。
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花梨 - とても面白いですね! 更新、大変だと思いますが自分のペースで頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦の作品を書いてますが良かったら作品の題名を教えますか? (2022年6月7日 22時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩夏 | 作成日時:2022年5月2日 1時