【ワールドトリガー】 (ページ39)

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３７話ページ39

「これは凄いですね。先程のより、多いと見ました。」

［ウィザ卿、彼女も捕まえてください。金の小鳥です。］

「了解しました、ハイレイン殿。」

『貴方の相手は私じゃないですよ。』

Aは千佳と修を連れて走り出した。

『忍田本部長、私もターゲットの一人に選ばれたようです。出来る限りの事をします。』

「了解した。」

Aは本部に連絡した後、修達とC級を逃がそうとした。

『アステロイド！』

大きなアステロイドで攻撃にながら逃げた。

逃げても追いかけてくるために仕方が無くAは一人離れようとしたが烏丸に止められた。

本部に繋がる入口まで来たが開かなかった。

どうやら中に敵が潜入してしまった。

敵に追いつかれそれでもその場から離れて逃げた。

逃げていると敵に追いつかれたので交戦しようとした時、迅と遊真が来た。

「此処は俺達に任せて眼鏡君はAちゃんと雨取ちゃんと一緒に本部に向かって。」

「ここから先には行かせないよ。」

2人が相手をしている間に逃げていると新型のラービットが現れた。

Aはすぐにラービットを切った。

『修、早く行こう。私より千佳が危険すぎる。』

「あぁ、分かってる。千佳！行くぞ。」

また走り出そうとすると千佳が足を止めた。

「鳥？」

千佳が見ている方を見ると鳥の形をした何かが飛んできた。

Aは咄嗟に弧月で切った。

すると、小さなキューブが足元に転がった。

『トリオンをキューブにしたのか！なら、鳥に触れちゃいけない！』

「えっ！」

『その鳥は、トリオンに反応してキューブに変えるの。触れたら最後だと思わないと。』

Aはアステロイドを放ち相殺した。

『このままじゃ駄目だから、二手に別れよ。修、千佳を守ってね。』

「分かった。気を付けてくれよ。」

Aは頷き1人違う方向に走り出した。

『(二人なら大丈夫。私は、一人でも引き付ける。)』

Aは離れて敵を引き付ける様に動いた。