翔.*お嬢様。アレのお時間でございます。*【ぱあと3】 (ページ33)

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いつかの静けさと新しい空間ページ33

その日の夜

その屋敷には私と翔しかいなくなった。

あの騒がしかったのが嘘のように思えちゃう(笑

只今食事１分前。

翔は私のよこでワインをグラスに注いでいる。

…どこかの番組で見たな。

顔とキャラが翔にそっくり。

まっ、私はこの櫻井で十分

翔「お嬢様。妄想はディナーの後にいたしましょう。」

でた。決め台詞…って！

あ「妄想じゃないわよ!」

翔「では。私のことを考えていたのですか?」

ニヤニヤしながら問いかけてくる櫻井。

…もういい、グレてやる!

あ「誰があなたのことなんて考えるもんですか。さっさと食べて寝るわ」

と、ナイフとフォークを手にハンバーグを抉り切ろうとした、その時

翔「正気ですか?…お嬢様」

あ「正気よ!それより、私のハンバーグ返しなさいよ!あんぽんたんっ」

そう言い放ち私より高く上げられた皿を取ろうと手を上にあげた途端抱きあげられた。

ちょっと、何?!

足をパタパタと暴れさせるも櫻井は余裕ぶって私の耳元で「お食事は、抜きです」と言い放った

…

あ「なんでよお!」

翔「Aが他の男のこと考えてたから」

あ「考えてないわよ…私は翔以外の人なんて考えらｒ……あ…」

しまった。

思わず言ってしまったこと。

慌てて言い訳してももう遅い。

翔はニタニタしながら私を見て「素直にならなきゃ、ね?」と私を翔の部屋らしき所に連れて行った

へぇ…赤が好きなのね。

一面赤だらけ。

ソファも赤

ドアも赤。

鏡のふちも赤。

ベッドも赤。

何もかも赤。

そして櫻井は部屋を見渡している私を真っ赤なベッドに押し倒した