17話:柳の顕現 ページ19
柳said
柳「……」
体勢は座ってと言っていたが､それはゆったりとした座り方でいいのか?
いや､相手は神。正座がいいか。
次に身体の前に置くとは､おそらく横向きに置くのだろう。
そして手をかざして､力を集め､来いっと思うだったか……
情報が少ないな……取り敢えず手をかざしてみたが何か起こる気配は無さそうだ。
そもそも力を集めるとはどんなのだ?力とは霊力のことなのだろう。がそれをどう集めるか……
理屈で考えても答えは出ないという事か。こういうのは一種の精神論なのだろう。
ならば､紅月の言っていたように為せば成る方式で行くか
柳「………」
__手をかざし__
__手に力を集め__
__そして､思う……!__
ブアッ))
柳「!!」
これが霊力……!
まだだ､もう少し……!!!
来いっ!!!!
ピカァああああ))
来たっ!!!!!
なんて眩い光だ。目が開けられない……!
俺は光が収まったのを感じ目を開けた。
そこには床に落ちる桜と､青い羽織……?
大「僕は大和守安定。扱いにくいけど､いい刀のつもり。よろしくね､主」
柳「あ、あぁ。よろしく頼む。俺は柳だ。好きに呼んでくれ。」
少し女性的な顔立ちで､後ろで束ねられている髪。
そうか､この刀は新撰組の沖田総司の刀だったな。だから青い羽織をしているのか。
大「主……?どうかしたの?」
柳「いや。問題ない。刀剣男士を見たのは初めてだからな､少しデータを取っていた。」
大「でーた??」
コテンと効果音がつきそうな顔で質問してきた。不覚にも少し可愛いと思ってしまったが､言わないでおこう。
柳「データとは情報の事だ。俺は日々､情報を収集し､その情報を元に予測し生きているからな。」
大「そうなんだね!そのでーた?には僕のこと載ってる?」
柳「すまないな。まさか審神者になるとは予測出来なかったからな､情報不足だ」
そう言うとしょぼんと効果音がつきそうなほど落ち込んでしまった
……一瞬ケモ耳が見えた気がするがこれも言わないことにしよう。
柳「そう落ち込むことは無い。情報とは､他から得たものより当人から聞いたものの方が正確だろう?」
大「それは､そうだね」
柳「だから､お前が俺に教えてくれるとより正確なデータが取れて､俺としてはとても助かるのだが?。」
大和守はキョトンとして俺を見てきた。
少し回りくどかったか?
そう思った次の瞬間に､大和守の背後に桜が舞った
大「僕でよければ!!なんでも教えるよ!!主!!」
柳「あぁよろしく頼む」
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黒猫 - はじめまして黒猫です♪更新頑張って下さい応援します。 (2019年5月15日 16時) (携帯から) (
レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - 赤也と山姥切国広の出会いでなんだか幸せな気分になりました。赤也…キミなかなか良いさにわじゃないか…月影さんのセンスと文才羨ましい限りです。浦山しい太。更新頑張ってください！応援してます！ (2017年8月28日 10時) (レス) id: f76abc2ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影暁 | 作成日時：2017年8月16日 1時
