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ナンバカ1 ページ1

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柊A

女主

14舎主任看守

ハジメ落ち

ハジメ→→←柊
___________________

「………ハァ」

13舎の看守部屋で1人、双六一は大きなため息をついた。原因は言わずもがな彼奴らである。

「ったく、彼奴らは何回脱獄しねぇと気がすまねぇんだ」

本日何箱めか分からないタバコを吸いながら愚痴をこぼしていた。

ガチャ

「毎日、毎日大変だね、ハジメは。」

其処に苦笑しながら入って来たのは14舎主任看守である、柊Aだった。

「Aか。」

此奴に彼奴らの脱獄がバレた時はどう口封じしようかと思ったが、此奴はそんなことは気にしないかのようにこう言った。

「ん〜確かに脱獄してるけど、ハジメがちゃんと捕まえてるし、報告するまでの事でもないでしょ。」

それからは、彼奴らを捕まえるのを手伝ってくれたり、脱獄しないよう彼奴らに促してくれたりしてくれている。

「…ハ……ジメ…」

詰まる所、俺は此奴はいい奴だと思う。俺が風邪で休んだ時も俺の代わりに書類仕事手伝ってくれたりしたらしいし。

「ハジメ!」

「…っ!何だよ、いきなり大きい声出すなよ。…あと、顔近ぇ。」

「いやいやいやいや、さっきからずっと呼んでるのに返事しないハジメが悪いでしょうが。」

どうやら、考え込んでいたらしい。

「どうしたの?具合でも悪いの?もしかしてまた風邪?」

と、俺の顔を覗き込んでいる此奴のネクタイを引っ張り、

チュッ

ワザと音を立ててやるとAの顔はみるみる赤くなっていく。

「え、と、こ、此れ届けに来ただけだからわ、私はもう仕事にも、戻るね。そ、それじゃあ。」

恥ずかしかったのか吃りながら書類をハジメに押し付け、部屋を出ていくAを見ながらハジメは、まだ微かに残る唇の熱を感じながらフッと笑みをこぼす。そして、









「ぜってー、落とす。」









そう、1人静かに呟いた。











ハジメさんのデレ方がよく分からん。
因みに勿論口にしております。

ナンバカ2→


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作者名:リリアス | 作成日時:2017年1月22日 20時

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