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「 これ、下げてくるな？ 」
結局手が付けられることのなかった
トレーを持って部屋を出た。
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「 … ふぅ、 」
ドアを閉めたら、堪らずに出てしまうため息。
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… 俺が大毅の立場やったら。
幾ら病気のせいとはいえ、
もはや" ご飯 "とはいえないとろみのついた食べ物を自力で食べることが出来なくて、
それどころか、飲み込むことさえ出来へん。
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… そんな立場に侵されたら、
もう食べる意味は無くなったと考えてしまう。
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それは考えすぎや、って
どこかからツッコミが飛んできそうやけど
… このまま生きることを諦めてしまうんじゃないか、という考えまで頭をよぎる。
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… まだ出来ることはやってほしい。
アイツの気持ちはアイツにしか分からんけど
俺は大毅に、精一杯に生きてほしいと思っとるんよ
だからまだ生きようとしてほしい。
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そう思っとった時、救世主が現れた。
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「 あ！神山さん、お久しぶりです 」
前に大毅が外泊した時にお世話になった、
管理栄養士の桐山さん。
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ポプ - 初めまして！まよさんの作品を初めて読みました。とてもいいお話で、一時間以上読んでると思いますwこれからも、作品楽しみにしてます！！！！！！！ (2021年8月1日 0時) (
レス) id: 4d91195c8f (このIDを非表示/違反報告)
まよ(プロフ) - foofさん» はじめまして、温かいコメントありがとうございます（ ; ; ）最近コメントがなくて寂しかったので嬉しいです、、！言葉選びには毎回悩んでいるので伝わったみたいでよかったです！これからも読んで頂ければ幸いです。 (2019年4月29日 23時) (レス) id: 9eb75650c5 (このIDを非表示/違反報告)
foof - 世界観が好きです。言葉でそのシーンが気持ちが伝わってきます、素敵です。これからも頑張ってください^ - ^ (2019年4月28日 17時) (レス) id: 944d6f8ddc (このIDを非表示/違反報告)
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