間違っちゃいない Ⅱ (ページ8)

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「藤井くん … あ「小瀧、ごめんな」

感謝しようと思って出した言葉は、
彼によって遮られた。

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「 … え？」

「 … 似ててん、昔の俺に」

「自分のことが嫌いで、人を避ける感じ

… そっくりやねん。」

" だから放っておけなかった "

と言い、彼は恥ずかしそうに俯いた。

「 … 正直今まで面と向かってそういう風に言われたことなかったから、ショックやったけど

でも嬉しかってん。
俺に一生懸命になってくれる人居るんや、って

… ありがとう藤井くん」

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「 … 流星って呼んでや」

「ええの？」

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「当たり前やろ、友達なんやから」

生きているうちの半分は壁にぶち当たる。

でももう半分は乗り越えるためにあって。

… どんな壁も乗り越えられる。

「見えない壁 ( 青桃 ) 」Fin.