間違っちゃいない Ⅱ (ページ38)

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「 … あれだけ言うてきたやんか、

自分の体は自分が一番良く分かっとるんやろ？
なんで自分を苦しめんねん、そんなに。

毎回毎回お前に振り回されるこっちの身になれよっ…！！！！！」

全てをぶちまけていた。

大毅は目を丸くして驚いていて、
されるがままやった。

「ふふっ」

「 … 何が可笑しいねん」

「 … そうやな
俺にオマエの気持ちは分からん、

ただオマエにだって俺の気持ちは分からんやろなぁ、笑」

半笑いしながらそんなことを言ってきて
その一言にカチンときた俺は

大毅に向かって荷物の入ったカバンを投げ捨てて病室を出た。

ただ、あの時の大毅の目はとても哀しそうで
忘れられなかった。

… こんなことするから、バチが当たってしまったんやろか。