二百四十三:その後 ページ49
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その後＿＿＿
楓はAに抱きつきながらぐずっていた
秋人は別室に錆兎を呼んで土下座していた
秋「申し訳御座いませんでした！」
錆「(何かこの光景見たことあるな...)
謝る必要はない。俺も悪かったな」
秋「本当にすみませんでした。主に楓が」
錆「...」
確かにさっきの楓の変わり様は凄かった
秋人が真剣な顔をして言う
秋「...師範を泣かせたら許さないですから」
錆「認めてくれるのか」
秋「認めるしかないでしょう
師範が幸せになれるなら俺達も嬉しいです
だから、師範を一人にしたら許しませんよ」
錆「...」
秋「師範も錆兎さんも結婚するからと言って
鬼殺隊は辞めないでしょう？
子供が出来たとしても...
責任感強いですからね
けど、いつ死ぬかわからない不安を抱えたまま
過ごすことになります
二人共強いですからそう簡単には死なないと
思いますが＿＿」
＿＿＿私より先に死なないで
Aがそう願っていた
「この命尽きるまで共にあると誓おう」
俺はそう答えた
俺は、あの時少し後悔した
こんな言葉じゃ不安は消えない
何故こんな無責任な言葉しか吐けなかったのかと
自分の弱さが恨めしくなった
何の根拠も、自信もない言葉
だが、その気持ちに偽りはない
錆「Aにこれ以上悲しい思いをさせないよう
尽力することを誓おう
だからお前達も死なないでくれ」
秋「...！」
秋人が少し驚いたような顔をする
錆「何を驚いた顔をしている
お前も楓もAの家族なのだから
当然だろう」
秋「...いざ自分がそう言われると困りますね
確かにこれは返答に困る
大分悩んだことでしょう
俺が口を挟んで申し訳ありませんでした」
錆「いいや、気にしなくていい」
秋人は仕方ないなと言うように笑う
秋「それでは、あと楓を説得しないとですね」
錆「すごく反対していたが大丈夫だろうか」
秋「あんな事言ってましたが
錆兎さんのことは尊敬していますから
きっと大丈夫です
それに、師範の幸せが一番ですから」
錆「そうか」
秋「ただし師範を泣かせようものなら
あいつも絶対許さないと思います」
錆「わかった。だが嬉し泣きぐらいはさせても
いいだろう？」
秋「あんた...本当にそういう所ですよ」
錆「は？」
秋(こういう所に惚れたんだろうな
だから俺だって尊敬するし...)
何だかんだあったが秋人のお許しが出た
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ユズ(プロフ) - とても面白かったです。もしよろしければ、終わセラのウルドやレスト・カーが鬼滅に出て来る物語書いていたたけませんか？ (2021年2月24日 19時) (
レス) id: 4556ad232c (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - それは分かる。 (2020年2月17日 15時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - いつか終わりのセラフのウルド様達上位始祖さんも出してください！すっごく面白かったです！ (2020年2月17日 12時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - いつも素晴らしいお話を投稿して頂き、ありがとうこざいますッ！！(土下座) (2020年2月16日 17時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» いつも感想を呟いてくれてありがとうございます(土下座) (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2020年2月6日 18時
