二百十七:上弦の陸5 ページ5
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Aが不敵な笑みを浮かべたかと思えば
妓夫太郎に切りかかる
刀と鎌がぶつかり合って
ギイィィンッと甲高い音が響き火花が散る
炭(Aさん凄く速い!!
しかも無傷だ...俺も加勢しないと!)
炭治郎が動こうとする
すると、突然天井が崩れる
上から無数の帯が此方に向かってくる
堕「全部見えるわアンタ達の動き
兄さんが起きたからね!
これがアタシの本当の力なのよ!!」
伊「うるせぇ!!
キンキン声で喋るんじゃねぇ!!」
妓「クククッ、継子ってのは嘘だなあ
お前らの動きは統制がとれてねえ
全然駄目だなあ」
戦闘が激しくなる
建物が崩壊する
宇(倒壊する、瓦礫で周囲が見えない__)
そこでAが札を投げて指を三回鳴らす
すると突然、突風が吹き荒れる
体が飛ばされそうなぐらい強い風によって
瓦礫が吹き飛び視界が広くなる
宇(...!これもAの仕業か
呪術ってのは本当に便利だな)
すると妓夫太郎が切りかかってくる
太刀筋は不規則なのに攻撃は速く重い
互いが互いを庇いながら戦闘を繰り返す
妓(騒がしい技で押してきた所で
意味ねぇんだよなあ)
そこで視界の端にAの姿を捉える
すぐさま鎌を振るう
それが当たる
心臓を貫く
やった___そう思った
だが__
妓「!?」
切りつけた筈のAの姿が消える
妓(今確かに斬ったよなぁあ?
何だ?この感じは...一体何処に___)
そこで世界が反転する
妓「__!!」
堕「ちょっと嘘でしょ!?お兄ちゃんっ!!」
妓夫太郎の頚が斬られる
頚が地面に落ちて転がる
堕姫の頚を斬るまでは油断できない
Aは妓夫太郎の頚を持って言う
『こっちは無力化した!あとはそっちの__』
そこで言葉が止まる
目が見開かれる
宇「A!!」
『...ッッ!』
Aの顔に苦悶の表情が浮かぶ
炭治郎はその声でAの方を見ると
その光景に目を見開く、叫びたくなるのを堪えた
Aの、右肩から下がなくなっていたからだ
左手で腕を押さえる
頚を斬っても尚動いた体に反応しきれず
鎌で腕を斬られたのだ
そのせいで頚を取り返される
急いで腕を拾って断面にくっ付ける
鬼呪によってすぐに修復が始まる
神経が、骨が、筋肉が、肌が繋がり修復する
『くそっ...ごめん油断した!!』
宇「大丈夫だ!立て直すぞ!!」
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ユズ(プロフ) - とても面白かったです。もしよろしければ、終わセラのウルドやレスト・カーが鬼滅に出て来る物語書いていたたけませんか? (2021年2月24日 19時) (レス) id: 4556ad232c (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - それは分かる。 (2020年2月17日 15時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - いつか終わりのセラフのウルド様達上位始祖さんも出してください!すっごく面白かったです! (2020年2月17日 12時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - いつも素晴らしいお話を投稿して頂き、ありがとうこざいますッ!!(土下座) (2020年2月16日 17時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» いつも感想を呟いてくれてありがとうございます(土下座) (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2020年2月6日 18時