二百三十二:助け船 ページ20
.
村「さっきからため息ばかりだな
悩み事か？」
『あー、うん...そんな感じ』
はははっ...と力なく笑うA
そして再び布団に顔を埋める
端から見れば具合が悪そうに見える
するとAがこの状態になってる原因の
人物の声が響いた
錆「どうした？具合でも悪いのか？」
『＿＿＿！！』
大袈裟だと言われる程にビクッと肩が震える
そしてベッドから落ちてバタンッと音が響く
錆兎がAの側に行って言う
錆「全く、何してるんだ...
怪我でもしたらどうするんだ？」
『...ｯいや、その...錆兎、近い...』
錆「ああそうか、すまない」
『〜〜〜！』
Aの反応と錆兎のAに見せる表情を
見て村田は察した
村(あー、こいつらまさかそういう？
やっと告白したのか？末永くお幸せに
ってか俺邪魔じゃないか？)
するとその時、Aの助け船が来た
真「A〜お見舞いに来た...ってあれ？」
『ま、真菰ーーーーっ！！』
一瞬でAが真菰に助けを求めるように
側に行く
そして真菰の後ろに隠れて真菰を盾のように
している
真菰はそんなAの様子を見て
的確な判断をしてくれる
真「二人共、私Aに用があるから
席外してもらえる？まぁ拒否権はないけどね」
真菰が笑顔で言うと
錆兎と村田は仕方ないなと言うような顔をして
部屋から出ていった
真「それで？どうしたの？」
『真菰ぉ...実はさ...』
.
錆兎・村田side
蝶屋敷の廊下を二人で並んで歩く
無言なのを気まずく思った村田が聞く
村「遂にAと付き合ったのか？」
錆「まだだ」
村「え？」
錆「告白をして返事を待っている途中だ」
村「へ、へぇ〜」
だからあんなため息ついて挙動不審に
なってたのかと納得する村田
村「返事聞く前から自信満々なんだな」
錆「俺の事を好いてくれてると
わかっているからな」
村(...え？なんで付き合ってないんだ？
早くくっ付けよな〜焦れったい)
村田は混乱した
村「恋人居るようなもんじゃないか
早くくっ付けよな」
錆「Aの返事を待つと決めたからな
それに俺は先のことまで考えてる
恋人だけで止まるつもりはない」
村(惚気やがって...
いつか俺も恋人作ってやるからなあ！
ってかA...お前知らないだろうな
こいつお前を放す気ないぞ
確実に外堀埋められてる感じがする
結構策士だったりするのか？)
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ユズ(プロフ) - とても面白かったです。もしよろしければ、終わセラのウルドやレスト・カーが鬼滅に出て来る物語書いていたたけませんか？ (2021年2月24日 19時) (
レス) id: 4556ad232c (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - それは分かる。 (2020年2月17日 15時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - いつか終わりのセラフのウルド様達上位始祖さんも出してください！すっごく面白かったです！ (2020年2月17日 12時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - いつも素晴らしいお話を投稿して頂き、ありがとうこざいますッ！！(土下座) (2020年2月16日 17時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» いつも感想を呟いてくれてありがとうございます(土下座) (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2020年2月6日 18時
