【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す 陸

二百三十一:休み ページ19

Aside




任務を終え、蝶屋敷に運ばれた私は
戦いの疲れによりすぐ眠ってしまった

潜入中もあまり睡眠を取らなかったから
丸一日寝てたらしい




そして起きた後＿＿

起きたのを後悔した


もうね、意識飛ばしたかった




説教の嵐なんだもん


特に女性陣からの説教が本当にもうやばかった
カナヲにも心配されたぐらいだもん

遊郭に潜入した事めっちゃ怒られた...
だって、仕方ないじゃん
雛鶴さん達助けたかったんだもん
それで上弦の陸も倒せたんだから万々歳じゃん


と言いたかったのを堪えた
よくやった私



まあそれに関しては秋人や楓、柱の人達も
怒ってたな

けどさ、起きたばかりの私に言う？普通


もう一生分の説教受けた気がするんだけど






という感じで一日目終わったなぁ


ちなみに私は一週間蝶屋敷で安静にして
体を休めろと言われたので大人しくしてる

下手に鍛練とかしようとすると
しのぶとカナエさんに見つかった時が怖いからね




あと、しのぶから聞いた話だと

炭治郎と伊之助はまだ目を覚ましてないようだ
天元と善逸は翌日には目を覚ましたみたい




ぼうっとしながらベットに横になる

それで何日か過ごした


その間にも見舞いに来てくれた人も結構居たな






錆兎は...忙しい筈なのに時間を見つけて
見舞いに来てくれてる



私はどうしても“あの時”の事を思い出して
挙動不審になってしまう

それを見て「何やってんだ」と愛おしそうに
笑って優しく言うもんだから
私はどうすればいいのかわからなくなる


絶対...顔赤いの見られてる...
私ばっかり余裕なくて恥ずかしい






返事...いくらでも待つって言ってたな...


返事、返事、返事＿＿＿





『はあぁぁぁ...』


大きいため息をついてボフンッと布団に
顔を埋める



村「おいおい...大丈夫か？」



同期の村田がそう言う

今、見舞いに来てくれてるのだ



村「続けて上弦と遭遇したんだもんな
そりゃ大変だろうけどさ...」


違うんだ、違うんだ村田

私は＿＿＿




『こんなの慣れるわけないだろ...』

村「ん？」



『いや、何でもない
って言うか私で大変とか言ってたら
炭治郎どうなるのさ
入隊したばっかで鬼舞辻と遭遇して
連続で十二鬼月と遭遇してんだぞ』


村「まじかよ」

『まじ』

村「まじか...」

『うん』





そして天井を見上げて今日何度目かわからない
ため息をつく


最近ため息ばっかついてるなぁ...

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