二百十四:上弦の陸2 ページ2
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宇「どのみちやるしかねぇだろ！
お前だってやることはわかってるだろ！」
そう言われてAは仕方ないなと言うように
ため息をつき、それから不敵に笑って言う
『...わかってるって
それじゃ、ド派手に暴れようか！』
宇「おう！」
同時に火薬玉と起爆符を上に投げる
火薬による爆発に起爆符による爆発の勢いも
加わり攻撃力が上がる
火薬玉と起爆符が爆ぜる
ドオォォンッと凄まじい爆発音と轟音が響く
普通ならこれで死なない者はそう居ない筈だ
だが＿＿＿
宇「...まぁ、一筋縄にはいかねぇわな」
『長くなりそうだな...』
妓夫太郎と堕姫にはかすり傷一つ
ついていなかった
堕姫が帯で自分達を守ったからだ
妓「俺達は二人で一つだからなあ」
妓夫太郎が不敵に笑った
そして言う
妓「お前ら違うなぁ
今まで殺した柱達と違う
お前らは生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ、選ばれた才能だなぁ
妬ましいなぁ一刻も早く死んでもらいてぇな」
その言葉に宇髄とAが反応する
『生まれた時から特別だって？
そんな訳あるか、特別なら家族を誰一人
失ってない、いつ死ぬかわからない環境で
育ちもしなかった
私が今までどれだけ後悔したと思ってる！』
宇「才能？俺に才能なんてもんがあるように
見えるか？
テメェの人生幸せだな
何百年生きてようがこんな所に閉じ込もってりゃ
世間知らずのままでも仕方ねぇのか」
妓「...」
宇「この国はな広いんだぜ
凄ェ奴らがウヨウヨしてる
得体の知れねぇ奴もいる
刀を握って二月で柱になるような奴もいる
とんでもねぇ化物を従えて戦う奴もいる
俺が選ばれてる？ふざけんじゃねぇ
俺の手の平から今までどれだけの命が
零れたと思ってんだ！」
妓「ぐぬぅう、だったらどう説明する？
お前がまだ死んでない理由は何だ？
俺の“血鎌”は猛毒があるのに
いつまで経ってもお前は死なねぇじゃねぇか
オイ、なあああ！！」
宇「俺は忍の家系なんだよ
耐性つけてるから毒は効かねぇ」
堕「忍なんて江戸の頃には絶えてるでしょ
嘘つくんじゃないわよ！」
嘘じゃねぇよ
忍は存在する
兄弟は九人居た
十五になるまで七人死んだ
一族が衰退していく焦りから親父は
取り憑かれたように厳しい訓練を俺達に強いた
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ユズ(プロフ) - とても面白かったです。もしよろしければ、終わセラのウルドやレスト・カーが鬼滅に出て来る物語書いていたたけませんか？ (2021年2月24日 19時) (
レス) id: 4556ad232c (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - それは分かる。 (2020年2月17日 15時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - いつか終わりのセラフのウルド様達上位始祖さんも出してください！すっごく面白かったです！ (2020年2月17日 12時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - いつも素晴らしいお話を投稿して頂き、ありがとうこざいますッ！！(土下座) (2020年2月16日 17時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» いつも感想を呟いてくれてありがとうございます(土下座) (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2020年2月6日 18時
