百一話:鬼と鬼2 ページ8
NOside
終《ああ、でもお前と俺は違うか
幾分か感情は豊かなだな
千年以上生きて感情が残ってるなんて
逆にすごいと思うんだが
それとも俺が永く生きすぎたのか?》
鬼「下らん戯れ言を___
そんな事を言ってる間にAは鬼になるぞ」
終《あいつはもう鬼だ》
鬼「もしくは死ぬ」
終《__そうだな
大量の血を入れただろう
しかも心臓に》
終命ノ夜がトンッと自分の心臓部分を指差す
終《お前の血、順応しなければ
細胞を壊すんだろう?
Aはとうの昔に俺の__鬼の呪いに
感染している。
だからお前の血が順応する事はない》
無「...」
終《俺の“鬼の呪い”はお前らの不死よりは
遥か程遠い
致命傷を負えば死ぬし老いもする
だが、欲望を喰えば喰うほど___
その力はいくらでも大きくなる
___さて、そろそろかな》
終命ノ夜が不敵な笑みを浮かべて
そして姿を消す
すると次の瞬間
Aが距離を詰めて刀を振るった
それをギリギリでかわす
が、全身から血が吹き出す
体が、腕が、足が切れる
避けた筈だった
剣圧だけで、斬れたのだ
鬼舞辻はAを見て驚く
折れた頚が、貫いた心臓が、
損傷した脳と内臓が
まるで最初から攻撃など受けていないと
言うように綺麗に治っている
Aは既に回復していた
骨が、神経が繋がり
損傷した脳や内臓が治る
終命ノ夜が消えた変わりに
Aの威圧感が増した
距離を詰め、歩く度に足元が黒く染まる
あの時の光景と、剣士と___
今のAの姿が重なる
夜明けが近い
その時だった
ベベンッと琵琶を弾く音が響いたかと思えば
鬼舞辻の姿が消えた
『......』
Aは警戒をする
そして___
『はぁぁ____っ!!』
大きく息を吐いてその場に膝をつく
終命ノ夜が言う
終《だいぶ危なかったな
心臓壊死する寸前まで行ったろ
それに頚も折られたし___》
『うん...死ぬかと思った...』
終《俺が居なかったら本当に死んでたぞ
俺が時間稼ぎしたお陰だな》
『ありがと、逃がしたけどね...』
終《落ち込むなよ
鬼の始祖と戦って夜明け迎えたんだから
それだけでも十分だろ》
『まぁ、そうだね』
終《家族との約束破る所だったな》
『うん...』
そういえば、炭治郎はまだこの街に
居るのだろうか
探してみよう
私は少しふらつきながら立ち上がって
路地から出て
炭治郎を探しに行った
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particle e(プロフ) - いえいえ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - みかんさん» 番外編、楽しんで貰えて何よりです!実は今、このシリーズを書くので手一杯な状態なので新たに作品を書くのは難しいんです...すみません!いつか番外編の内容で話を書けたらいいなと私も思っています。 (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - particle eさん» すみませんでした!ご指摘ありがとうございます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - 13ページの珠世さんの台詞のところに禰「」って書いてありました (2020年3月14日 21時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 番外編めちゃめちゃ好きなので別の作品として描いてほしいです、、!! (2020年3月12日 16時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月9日 22時