百二十七話:会議の後2 ページ43
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Aが振り向く
少しだけ、ばつが悪いような顔をして小さく言う
実「...悪かった」
『...』
すると暫くしてAが言う
『...そんな申し訳なさそうな顔しないでよ
私が悪いみたいじゃん
これ、私が勝手に怒ってるだけだから
気にしないでいいよ
もし家族じゃなかったら何とも思わないし
黙って見てただろうからね
それに、実弥が鬼を嫌ってるの知ってるから
当然の事だと思ってるし__
少し規律の乱れがあったとは言え
鬼殺隊として正しい行動だったと思うよ
ただ__』
そう言ってAが実弥に近付く
そしてにっこりと笑顔を作って笑う
『家族が目の前で傷付けられるのを
見せられて私は非常に苛ついてるんだよねぇ
実弥も家族の大切さはわかるよね?
まぁ相手が鬼だったしね
あの行動を取るのも仕方ないよ
けど、禰豆子を刺した事は許してないから
一発蹴らせろ
それでチャラにしてやる』
そのやり取りを後ろで見ていた
柱のメンバーが言う
し「そこは“一発殴らせろ”じゃないですか?」
錆「あいつは手より足が出るタイプだから...
あいつ、足癖悪いから...」
錆兎が呆れたように片手で目を覆いながら言う
義「それにAは小さいからな
不死川の顔を殴りたくても届かな__」
『あ゛?今なんつった?義勇』
義「...何でもない」
し「そんなだから嫌われるんですよ」
義「俺は嫌われてない」
甘(怒ってるAちゃんも素敵!!
時々口悪くなるのも魅力的だわ!!
無自覚でカッコイイ事するんだからもう...)
実「(まさかこんなにAを怒らせる事に
なるなんてなァ仕方ねぇな...)
気がすむならやれよ」
『じゃ遠慮なく』
Aがその場で半回転し
実弥の胴体に回し蹴りを入れた
その衝撃で軽く数メートル先にまで飛ぶ
実「...ッ!(胴体吹っ飛ぶかと思っ...)」
そこで実弥は気絶した
Aが実弥の側に行く
『実弥?あ、気絶してる
一応鬼呪使わないでやったんだけどなぁ』
宇「派手に吹っ飛んだなぁ!!」
『...蝶屋敷行くし、ついでに運ぶか』
そう呟いたかと思えば
ひょいっと実弥の体を持ち上げて横抱きにする
所謂お姫様抱っこだ
鬼呪を使えば大人の男担ぐ事なんて容易
その様子を見ていた柱の一部は吹き出して笑った
伊(不死川...この事知ったら絶対荒れるな)
甘(不死川さんを軽々とお姫様抱っこしちゃう
なんて!Aちゃん王子様みたい!
私もして貰いたいわ!!)
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particle e(プロフ) - いえいえ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - みかんさん» 番外編、楽しんで貰えて何よりです!実は今、このシリーズを書くので手一杯な状態なので新たに作品を書くのは難しいんです...すみません!いつか番外編の内容で話を書けたらいいなと私も思っています。 (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - particle eさん» すみませんでした!ご指摘ありがとうございます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - 13ページの珠世さんの台詞のところに禰「」って書いてありました (2020年3月14日 21時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 番外編めちゃめちゃ好きなので別の作品として描いてほしいです、、!! (2020年3月12日 16時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月9日 22時