四十八話:青ざめる出来事 ページ3
Aside
翌朝
暖かい布団の中で真菰を抱き締めながら眠る
微睡む意識の中、その温もりを味わっていると
架「カァァ!カァァ!」
『!?!?うるさいっ!!』
ビクッと体を震わせて驚く
鴉の大きい鳴き声が聞こえた
心臓に悪い...
思わず怒鳴ったのは仕方ない←
真『んぅ...?鴉?』
あーあ、真菰も起きちゃったじゃないか
昨日の疲れもあって眠たいだろうに...
『何の用?私は今休暇中だよ...』
と布団を被ろうとすると頭をつつかれた
『いったぁ〜っ!!何すんのさ!!』
架「オイA!!コノ間ノ任務ノ報告書ノ
提出ハドウシタァァッ!!」
『あ...』
サァーッと血が引いて青ざめる
何日か分の任務を一気に片付けて
その報告書を提出するの忘れてたぁぁ!!
書いたのは書いたんだけど提出するの
忘れてた!!
馬鹿野郎!!
過去の自分を殴りにいきてぇわ!!
架「報告書ハ?」
『...屋敷にあります...』
架「書イタノカ?」
『書いたけど量が多いから
多分架韻だけじゃ運ぶの無理...』
架「ワカッタ、帰ルゾA」
再び青ざめる
『え、え!?嘘でしょ!?
まだ真菰の隊服姿と日輪刀
見れてないんだけど!?!?』
架「ウルセェッ!!オ前本当ニ柱カァァ!」
『柱ですー、滅柱の柊Aですー
お前は私の鎹鴉なのを誇れよ←』
架「ハアン?誰ガ誰ヲ誇コレッテェ?
寝言ハ寝テ言エヨ」
『ほんっとお前は息するように毒吐くなぁ!』
そんな事を言い合ってると部屋の戸が開いた
鱗「何を騒いでる」
『あ...鱗滝さん...』
架「鱗滝サン、A帰ルカラナ」
『ちょっと!?私の拒否権は!?』
架「ナイ」
『はあぁぁぁぁ?』
鱗「何があった、任務か?」
架「コノ馬鹿ガ、書イタ報告書ヲ
提出シテナカッタンダ」
『...』
鱗「はあ...」
ため息つかれた...
『書いてないよりはマシでしょ...』
とぼそっと言う
鱗「仕方ないな...取り敢えず戻れA」
『鱗滝さんまで...?』
私は泣く泣く、帰る準備をする
小屋を出る時に朝御飯のおにぎりを貰った
『うぅ...真菰の隊服姿と日輪刀
見たかったなぁ...
あとで私の屋敷においで...』
真「泣かないで、A」
『泣いてない...』
鱗「...泣き止め」
『だから泣いてないですってぇ...』
そんなやり取りをしてから
私は泣く泣く自分の屋敷に戻った
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来羅(プロフ) - 璘さん» ありがとうございます!無惨様は無惨様だから(は?)夢主と会って多分痛い目見ると思いますよ!諦めるかどうかは微妙な所ですけど(^_^;) (2019年12月1日 12時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
璘 - 楽しく読ませて頂いております!夢主を鬼にしようとか無惨アホだなぁと思いながら見てます。無惨の事だから嘗めて掛かると思うので痛い目に遭って諦めて欲しいです。更新頑張って下さい(*´ω`*) (2019年11月30日 22時) (レス) id: c098776017 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!応援すごく嬉しいです!がんばります! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - すごくよかったです!これからも応援してます!! (2019年11月24日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 黒豆粉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月23日 15時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年11月16日 18時