八十八話:少年との再会 ページ44
Aside
あれから半年後___
私はあの少年に会う為に鱗滝さんの元へ向かった
狭霧山にて
鱗滝さんとあの少年を見つける
どうやら訓練の最中だったようだ
『鱗滝さーん!!』
鱗「ああ、来てたのかA」
『お久しぶりです!』
鱗滝さんに挨拶をすると
あの少年が私を見て言う
「あっ、貴女は...
(あの時の人だ、それに...
今見るととても綺麗な人だ)」
『君も久しぶりだね
私は柊A。君の姉弟子に当たるかな』
「姉弟子!?そうだったんですね!
俺は竈門炭治郎です」
『よろしく炭治郎
早速だけど...鱗滝さん、この子に稽古つけたいんだけどいい?』
炭「え?」
鱗「構わないが、あまり無茶はさせるなよ」
『はーい』
炭「え?え?!」
急に現れた私が稽古をつけると言い出して
困惑する炭治郎の手を取り
鱗滝さんから渡された木刀を片手に
山に登った
山を登りながら話をする
『炭治郎、稽古は順調?』
炭「はい、体力もだいぶ向上してきました」
『そう、続けて頑張ってね』
炭「はい!」
そう元気よく返事する炭治郎の頭を撫でる
『いい子だね〜褒めてあげよう』
炭「え!?あ、あの...」
『ん?』
炭「少し、気恥ずかしいというか...
慣れてなくて...」
『褒められるのが?』
炭「はい、長男なので
頭を撫でるのはする側だったんで」
そう言って少し悲しそうな顔をする炭治郎
『そっか、じゃあこれからは
私が目一杯甘やかして褒めてあげよう!』
と言い、炭治郎の頭をワシャワシャと撫でる
炭「い、いいですよ!?」
『遠慮するなって〜』
炭「Aさん!!」
『あははっ』
そんな炭治郎を少しだけ、からかうように笑う
そして___
『そろそろ稽古を始めようか』
辺りを見渡す
それなりに木があり障害物がある
地形も、戦闘では不向きであろう
だが、ここには罠がない
だから思う存分動ける
私は木刀を構える
『実際に動きながら戦えるように
今から稽古をしようか
どれだけ練習しようが
覚えなければ、身に付けなければ
自分の力にはならない
結局、強くなるには実戦が一番だからね
ルールは簡単
まず始めに私が斬りかかるから
炭治郎はその攻撃を避けるか捌く
次に、私が逃げるから
炭治郎は私に木刀で斬りかかってくる事
いいね?』
炭「はい!やってみます!」
『よし、じゃあ始めようか』
山を駆ける足音と
木刀同士がぶつかる音が辺りに響いた
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来羅(プロフ) - 璘さん» ありがとうございます!無惨様は無惨様だから(は?)夢主と会って多分痛い目見ると思いますよ!諦めるかどうかは微妙な所ですけど(^_^;) (2019年12月1日 12時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
璘 - 楽しく読ませて頂いております!夢主を鬼にしようとか無惨アホだなぁと思いながら見てます。無惨の事だから嘗めて掛かると思うので痛い目に遭って諦めて欲しいです。更新頑張って下さい(*´ω`*) (2019年11月30日 22時) (レス) id: c098776017 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!応援すごく嬉しいです!がんばります! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - すごくよかったです!これからも応援してます!! (2019年11月24日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 黒豆粉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月23日 15時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年11月16日 18時