五十八話:相談2 ページ13
Aside
『二人の言いたい事はわかった
けど、他の隊士を庇うなってのは
聞けないかな』
実「...話聞いてたか?」
『だってさ、私が攻撃受けた方が
効率がいいんだよ
攻撃受けても私は動けるし治る
隊士は怪我をしない、守れる』
伊「だからと言って他の隊士が負う傷まで
お前が負う必要はないだろう
俺は不愉快だ、Aが傷付くのが」
実「そんな戦い方してたらお前の身が
もたねェだろォ
実際上弦の鬼との戦いでそんな事してたら
死ぬかもしれねェぞ?」
『...強情だなぁ君達は』
伊「逆に聞くが、もし俺達がAを守る為に
庇って戦っていたらどうする?」
『え、やめろって言うに決まってるじゃん
見てられない』
伊「それは俺達も同じだ」
『...』
実「お前、仲間思いって言っても程があるぞ」
『...なんか説教されてる?』
実/伊「「ああ」」
『やだなぁ、なんで二人にまで説教されなきゃ
いけないのさ...
けど、二人がそこまで言うなら
考えなくはないけど』
と、少しだけ目を反らして言うと
頭をわしゃわしゃと雑に撫でられる
『ちょっ、ボサボサになるでしょ!?』
実「素直に言う事聞いてりゃいいんだよォ」
『...ばか』
そんなやり取りをしていると
廊下の向こうからしのぶが来た
し「Aさん此処にいらして___
あら、お邪魔でしたか?」
実/伊「「ああ」」
『ばっ、そんなんじゃ...違う!!』
何言ってんだ二人共!
『どうしたの?』
し「姉さんが目を覚ましました」
『...!』
し「是非顔を見せに行ってあげて下さい」
『わかった!すぐ行く!』
と言い、立ち上がって走って行ってしまった
すると、伊黒が小さく言った
伊「鏑丸連れてかれた...」
実「そういえば首に巻き付けたままだったな」
し「あらあら、呼び戻しましょうか?」
そう言っていると、Aが急いで戻ってきた
『ごめん、小芭内!
鏑丸返すの忘れてた!』
と言い、伊黒の顔に自らの顔を近付け
首に巻き付けていた鏑丸を伊黒の元へ返した
伊「なっ___」
Aの綺麗に整った顔が近付き
思わず目を見開いて驚く伊黒
そんな伊黒を気にも止めず
Aは『じゃあね』と言って
再び走り去ってしまった
伊黒は、暫くその場に硬直し
「顔がいい...」と呟いて倒れた
し「あらあら、積極的ですねぇAさん
伊黒さん大丈夫ですかぁ〜?」
実「...あれで無自覚なのが質悪いよなァ」
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来羅(プロフ) - 璘さん» ありがとうございます!無惨様は無惨様だから(は?)夢主と会って多分痛い目見ると思いますよ!諦めるかどうかは微妙な所ですけど(^_^;) (2019年12月1日 12時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
璘 - 楽しく読ませて頂いております!夢主を鬼にしようとか無惨アホだなぁと思いながら見てます。無惨の事だから嘗めて掛かると思うので痛い目に遭って諦めて欲しいです。更新頑張って下さい(*´ω`*) (2019年11月30日 22時) (レス) id: c098776017 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!応援すごく嬉しいです!がんばります! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - すごくよかったです!これからも応援してます!! (2019年11月24日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 黒豆粉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月23日 15時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年11月16日 18時