五話:最終選別突破 ページ8
Aside
最終選別を突破した早朝__
7日間を生き延びた合格者が集まっていた
結構人数居るな
すると、1人の少年が此方に走ってきた
「錆兎っ!!」
錆「義勇!!」
義勇と呼ばれた少年は錆兎に抱き付きながら
泣いていた
義「錆兎がっ、死んじゃうんじゃないか
心配で...心配でっ!
生きててよかったッッ!!」
錆「ごめんな、義勇
大丈夫だ、俺は生きてる
Aが途中で助けてくれたんだ」
すると義勇と呼ばれた少年が顔を上げて
此方を見た
義「...A、さん?」
『初めて、私は柊A。よろしくね』
義「冨岡義勇です」
『同い年だろうし敬語はいいよ
それと呼び捨てでいいよ』
義「A、錆兎を助けてくれてありがとう」
と、少しだけ嬉しそうに笑いながら言う
そんな義勇に、少し可愛らしさを感じて
思わず頭を撫でてしまった
本人は少し驚いた顔をしていた
『義勇も頑張ったんだね
お疲れ様』
義「...Aっ」
すると義勇は少しだけ泣きそうになりながら
私に抱き付いてきた
ん?抱き?
え?
『ちょ、義勇君?え?』
男の子に抱き付かれるなんて
あまり経験がないため、少し恥ずかしい
助けを求める様に錆兎を見る
『さ、錆兎...助けて』
錆兎は少しだけ呆れたような顔をしながら
義勇を引き剥がした
錆「全く、何してるんだお前は」
義「ごめん...蔦子姉さんを思い出して...」
お姉さん?
そう思ってると最終選別を突破した人達に
説明が行われた
階級や隊服、刀や鎹鴉の説明などをされた
一通りの説明が終わった後
自分の鎹鴉を腕に乗せながら
鳥居の階段に座った
『...これからどうしよ』
私はこの通り家もないし金も持ってないのだ
野宿?え、つら...
すると後ろから声をかけられた
錆「どうしたんだ?A」
義「家何処?よかったら途中まで一緒に...」
そんな2人を見て
私は少し気まずそうに言う
『私、家...ないんだよね』
「「え?」」
驚きのあまり2人して同じ反応をしていた
『あはは...驚くよね...ごめん』
申し訳ない
すると、錆兎が言った
錆「なら一緒に鱗滝さんの所に行かないか?」
『え?誰?』
義「俺達に呼吸を教えてくれた人だよ」
『...呼吸?』
呼吸?息するって事?
私の反応に2人は少し驚いた顔をしていた
錆「知らないのか」
『うん』
錆「はぁ...」
『え?』
溜息をつかれました
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ぴーふふる - すみません💦今いましたね! (2022年10月12日 14時) (レス) @page10 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーふふる - 真菰ちゃんは!? (2022年10月12日 14時) (レス) @page9 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 終命ノ夜ってなんで読むんですか? (2020年5月30日 13時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
スモークサーモン - ぱすてーる@YouTube部 所属さん» 17話やるせないであってますよ 許せないだと、何が許せないになるんですか? (2020年4月26日 20時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい。(プロフ) - とても面白い作品ですね!でも1つ訂正が…。四十一話の「役不足」と言う言葉ですが、その仕事・役割が自分の力量に足りないという意味なので、この場合は「力不足」(その仕事・役割に対して自分の力量が足りない)と言う方が正解です!細かくてすみません…。 (2020年3月18日 0時) (レス) id: 86f01c478d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年10月27日 1時