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二話:“鬼” ページ5

Aside




鬼呪により感覚を鋭くさせて
人の気配がある方を見る


『走ればすぐ、かな』



私は、人を探す為に足を進めた

すると___



向かっている先から悲鳴が聞こえた



『...?誰か居るな』

一刻も早く辿り着く為に地面を強く蹴る
鬼呪で強化された体は凄まじい速さで加速する


そして見えたのは___




人が必死に逃げながらも刀を振るいながら
戦っていた

相手は___


なんだ?あれ



敵対している人...
いや、あれは人って言っていいのか?

人とは言えない姿をしていた




すると、刀を持って戦っていた人が
私に気付く



「たっ、助けてくれっ!!」

『え?』

「はやくっ、“鬼”の首を切ってくれっ!!
頼むっっ!!」



『...!?』

鬼?鬼だって?あれが?

自分の知っている鬼とはまるで違う


でも___


『行くよ、終命ノ夜』





自らの鬼の名前を呼ぶ

すると呼び掛けに応える様に、炎と共に
右手に漆黒の刃を持った刀が現れる


そして、人と“鬼”の間に入り
吸血鬼を殺す時と同じ要領で刀を振るう


刀は綺麗に鬼の首を切断した

すると、簡単に鬼の首が落ち
その体は灰のようになって消えていった



吸血鬼みたいだな

そう思いながら、先程まで助けを求めていた
少年を見る


「あ...ありがとう
(なんて子だ、動きが見えなかったぞ...)」

『いいよ別に
お礼と言ってはなんだけど__』


その人と目を合わせるようにしゃがんで言う



『“鬼”って何?』

「は?」
『え?』


何その反応
知ってて当然って事?


「お前っ知らないで此処に来たのかよっ」
『あ、そう言えば此処って何処なの?』

すると少年は思いっきり溜息をついた


「はぁ...ここは藤襲山だよ」
『藤襲山?君はどうして此処に?』

「最終選別を受けに来たんだよ」
『何それ』

「はぁ...鬼殺隊に入る為の選別だよ
鬼が居るこの山で7日間生き抜くんだ」
『きさつ...』

「鬼を殺す隊、だから鬼殺隊」
『へぇ、鬼ねぇ
それで、鬼って何?』


すると少年はまた溜息をついた
今度は心底呆れたような顔をして


「鬼ってのはな、人を食うんだよ
鬼は首を特別な刀で切るか
太陽の光を浴びせるかしないと
殺せないからな」


ふぅん、太陽の光ね
吸血鬼と弱点一緒か
しかも特別な刀での攻撃か


『特別な刀って?』

「日輪刀だよ
お前のその刀、日輪刀じゃないのか?
じゃないと鬼の首は切れない」

『...』

三話:時代→←一話:意識



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設定タグ:鬼滅の刃 , 終わりのセラフ , 救済   
作品ジャンル:アニメ
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ぴーふふる - すみません💦今いましたね! (2022年10月12日 14時) (レス) @page10 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーふふる - 真菰ちゃんは!? (2022年10月12日 14時) (レス) @page9 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 終命ノ夜ってなんで読むんですか? (2020年5月30日 13時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
スモークサーモン - ぱすてーる@YouTube部 所属さん» 17話やるせないであってますよ 許せないだと、何が許せないになるんですか? (2020年4月26日 20時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい。(プロフ) - とても面白い作品ですね!でも1つ訂正が…。四十一話の「役不足」と言う言葉ですが、その仕事・役割が自分の力量に足りないという意味なので、この場合は「力不足」(その仕事・役割に対して自分の力量が足りない)と言う方が正解です!細かくてすみません…。 (2020年3月18日 0時) (レス) id: 86f01c478d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来羅 | 作成日時:2019年10月27日 1時

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