【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す

十九話:鴉と ページ22

Aside




その後、奥さん達に料理を振る舞って貰い
一緒に食べた

うん、すごく美味しかった


そして、お風呂も貸してくれて
2階の個室も貸してくれるという
優しい人達だった

私は、ご飯を食べてお風呂に入り
2階の部屋で休息を取った




部屋には既に布団が用意されていた

ほんと、用意がいいな


私は布団に寝転がる




『...結構早く終わったなぁ』


そんな事をぼやいてると
開けていた窓から私の鴉が入ってきた

『架韻』

架「任務ゴ苦労様ダッタナ
無事達成ダ」

『よかった』



私は側に来た架韻を優しく撫でる
すると、気持ち良さそうにすり寄ってくる


...可愛い、癒し、最高
(動物全般大好き。爬虫類もいける)



『あ、そうだ』

1つ思い出して
隊服のポケットを漁る

そして、夕方に町を歩き回ってた時に買った
組紐を手に取る



藍色の組紐

それを架韻の首に結ぶ


『どうかな？苦しくない？』

架「アア、ナンダ？コレハ」


『架韻に贈り物だよ
私の烏だって分かりやすくなったでしょ？
それと、あまり目立たないように
藍色にしたんだ』

架「ソウカ、子供のクセニ
中々イイ心ガケジャナイカ、見直シタ」

『...なんか一言余計じゃない？』

架「気ノセイダロ
トニカク、大事ニハスル」

『はいはい』



架「次ノ任務ガ入ルマデ
ユックリスルトイイ
俺ハアイツラニ、オ前ノ事ヲ報告シテクル」

あいつら？
あぁ、多分鱗滝さん達の事だろうな




架韻はそのまま窓から飛んでいってしまった

私はそれを見送るように見つめながら
しばらくして窓を閉めた




さて、私もそろそろ寝ようかな


私は布団に入った後、すぐに眠りについた

二十話:報告→←十八話:救出

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す