【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す

二十四話:架韻と村田 ページ27

Aside




それから、藤の花の家紋の家に着いて
数日が経った＿＿＿


この数日の間に休息を取り

その合間に村田に稽古をつけたり
一緒に訓練をして仲良くなったのだが＿＿＿



架「カァァ！カァァ！
柊A！新シイ任務ガ入ッタァァ！
直チニ南西ノ村ニ向カエェ！」

『...』



もう任務か...
意外と休み少ないんだね
その分給与はいいけど


村「一気に表情が死んだな」

『任務自体は別にいいんだけど
鬼が弱すぎてね...張り合いがない』

村「つまり面白くないと」



『なんだろ、人を助けられるのはいいんだけど
いまいち達成感とか実感があまりなくて
釈然としない』


村「...その感覚が俺にはわからないよ」

『じゃ、準備してくるよ』



そう言ってAは別の部屋に移動した

部屋には村田とAの鎹鴉の架韻が
取り残されていた


架「ナンダ、オ前コノ間ノ奴カ
次ノ任務ハマダナノカ？」

村「俺、初任務終わったばかりだぞ？
もう少し休ませてくれよ...」


架「マア弱ッチイ奴ガ任務ニ行ッテモ
無駄ダカラナ」

村「今なんて言った！？この鳥！！」


架「比ベテ俺ノAハ異能ノ鬼ヲ倒ス位
強イカラナァ！」

村「誰がお前のAだ！
可愛くねぇ鴉だな！！」

架「カァァ！カァァ！」



何故か村田と架韻が喧嘩に発展し
部屋の中で飛び回る架韻を村田が追いかけると
言う、何ともいえない光景が広がっていた


すると、着替えが終わったAが
戸を開けて部屋の様子を見て
呆れた表情をした




『...なにやってるの』

村「あ！A！
お前の鴉すっげぇ可愛くねぇ！」

『どういうこと？
何かしたの？架韻』


飛んでいる架韻を腕に止まらせて聞く



架「本当ノ事言ッタラ癇癪起コシタ」

村「誰が癇癪起こしたってぇ？」

架「オ前」




その様子を見て、ため息をつくA


『はあ...いい加減にしなよ
村田、架韻は時々毒吐くから気にしないでね

それじゃ、任務行ってくるよ』



村「そうか、気をつけてな」

『ありがと』




村田と別れ、藤の花の家紋の家を出た私は

次の任務の為に、南西の村へ向かった









.









大正コソコソ噂話



作者「Aの鎹鴉の架韻と村田はこれ以来
ずっと仲が悪く、会うたび口喧嘩になります

架韻は、Aと仲良くする村田が
気に入らないらしいですよ
(Aに近づく男に喧嘩を売ったりする)


ちなみに村田は、架韻の事をすごく可愛くない
鴉だと思ってるらしいですよ」

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