十六話:遭遇 ページ19
Aside
鴉の案内で東の町へと向かう
『ねぇ架韻、任務の内容は?』
架「人ガドンドン消エテイル!
鬼ガ複数潜ンデイル可能性アリィ!」
『複数、ね
一晩で殺せるかな
ところで、その東の町ってあとどれくらいで
着くの?』
架「夜ニハ着ク筈ダ
走レバ夕方ニハ着クゾ」
『...それ、かなり遠いって事じゃん』
けど、夜までに行かないと
更に人が食われるよな
『急ごう』
私は、走りながら
鴉の案内で東の町へ向かった
走った事で、夕方になる前に町へ着いた
その町は栄えてるようで
様々なお店が建ち並んでいて人も多かった
「ねえ聞いた?また人が拐われたらしいって
昨日の夜悲鳴が聞こえたわ」
「それ、俺の隣の夫婦の子供だよ
昨日、家に帰る途中で急に居なくなったって」
「え?子供まで拐われたの?
私が聞いた話だと...ほら、あそこの甘味処の
店主あの人が昨日居なくなったって聞いたわ」
「気味が悪いな...
こんなに人が拐われたのに誰も見つかって
ないなんて...」
「本当にそうね...今日で3日連続よ」
『...』
鬼の仕業だな
しかも話を聞いてる限り
見境なく子供から大人まで拐って食ってるようだ
しかし、好都合な事に
この町は栄えてはいるが意外と小さい町だ
鬼が出現したのがわかれば
家の屋根を伝って走って行ける
町を散策しながら夜になるのを待つか
町の地形や建物の位置を把握する為に
町を一通り歩いて回った
すると、日は落ちて
既に夜となっていた
私は刀を出して、ベルトに刺した
さぁ、鬼狩りの時間だ___
毎晩人が拐われている事もあり人は少ない
私は、鬼が好みそうな暗い所へ行った
すると案の定
「なんだなんだぁ?美味そうな女が居るなぁ」
あまりにも早く出てきたので笑ってしまった
単純だな
『...鬼か』
私は刀の鯉口を切った
「へぇ、わかるのか
さてはお前鬼狩りだ...」
鬼の言葉はそこで止まった
私が首を切ったからだ
鬼が長々と喋ってる間に近づいて首を切った
鬼は心底驚いた顔をしていた
鬼の体がどんどん崩れていく
「...はぁぁっ!?なんだよこれぇっ!
なんで切られてるんだ!?」
『うるさいなぁ、雑魚が』
「雑魚じゃねぇよ!」
『へぇ、こんなに弱くて雑魚じゃないなんて
笑えるよ』
「...ッ」
『ねぇ、拐った人達は?』
「そんなの、食ったに決まってるだろ!!」
『あっそ、じゃあさっさと死になよ雑魚が』
私は、そう吐き捨ててその場を去った
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ぴーふふる - すみません💦今いましたね! (2022年10月12日 14時) (レス) @page10 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーふふる - 真菰ちゃんは!? (2022年10月12日 14時) (レス) @page9 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 終命ノ夜ってなんで読むんですか? (2020年5月30日 13時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
スモークサーモン - ぱすてーる@YouTube部 所属さん» 17話やるせないであってますよ 許せないだと、何が許せないになるんですか? (2020年4月26日 20時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい。(プロフ) - とても面白い作品ですね!でも1つ訂正が…。四十一話の「役不足」と言う言葉ですが、その仕事・役割が自分の力量に足りないという意味なので、この場合は「力不足」(その仕事・役割に対して自分の力量が足りない)と言う方が正解です!細かくてすみません…。 (2020年3月18日 0時) (レス) id: 86f01c478d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年10月27日 1時