340話:幕開き ページ47
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真一郎にネックレスを預けて店を出た後
雪は再びワカのバイクの後ろに乗って
抗争場所の近くまで送って貰った
若狭「ここら辺でいいか？」
『ん、ありがと』
若狭「抗争終わったら連絡しろよ？
そこら辺の店で時間潰してっから」
『りょーかい』
そう言って、雪はバイクから下りる
けれど、離れていかなかった
『兄さん』
若狭「どうした？」
『タスキ、兄さんに結ンで欲しい』
雪は自分のタスキを手にして、結んで欲しいと頼んだ
可愛い妹の頼みだ、当然断る筈もなかったし
最後の仕上げを自分に任せて貰えて嬉しかったから
ワカは優しく微笑んでタスキを受け取る
若狭「そんな頼まなくたって幾らでも結ンでやるよ」
『ありがと』
雪は嬉しそうに笑うと
結びやすいようにワカに背を向けた
結び終わるのを待ちながら、これから参加する抗争に
血が踊るのを感じて深呼吸をした
若狭「よし、出来たぞ」
『ありがと』
若狭「...雪」
『何？』
ワカは雪の背に手を当てながら言う
若狭「今までにねぇデケェチームとの抗争だって聞いたから
オレも心配してる
でもな、雪の強さを信用してるからこうして送り出せる
オレの全てを教え込ンで育て上げた、オレの後継だ
だったら誰にも負けねェよ
デケェ抗争に血が踊って仕方ねェだろ＿＿＿
派手に暴れて来い」
ワカは、かつての白豹時代を思い起こすような
笑みを浮かべると雪の背を押した
「頑張ってこい」と言うように背中を押されて
雪はとてつもなく嬉しくなって
同時に自信が溢れて、兄に応えるように笑みを浮かべた
『いってくるネ、兄さん
2代目白豹として誰よりも暴れてくるから＿＿＿』
黒い特服を、結ばれたタスキを靡かせて
雪は抗争へ足を進めた
一方その頃、抗争が行われる予定の廃車場に
武道と千冬が居た
今日の抗争を見に集まった不良達、ギャラリーについて
千冬は武道に説明をしていた
説明を続けていると
白い特服を着た男が笑いながら声を上げて登場してきた
「ははー！！お祭りだなぁー
東卍と芭流覇羅がなんぼのもんじゃい！」
武道「ん？」
千冬「！」
阪泉「オレが今日の喧嘩の仕切り任されてる
ＩＣＢＭの阪泉だ」
千冬「雪さんと同じS63世代の大物！
アイツが今日の“仕切り”だ」
武道「“仕切り”？」
千冬「レフェリーみてぇなモンだよ」
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
