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338話:送り出す2 ページ45

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真一郎は、何故断るのか聞いた



真一郎「何がダメなんだよ!?
遠目で見てるだけだから邪魔しねぇし」

『ギャラリー不良ばっかなンだよ?
真一郎絶対絡まれる
それにマイキーと顔そっくりなンだから
兄貴だってバレたら余計絡まれるデショ
私、そっちの方が心配で喧嘩どころじゃない』


真一郎「なんでオレの方が心配されてんの?」

『喧嘩よわよわだから
昔よくボロボロの状態で喧嘩から帰ってきてたの
昨日のように覚えてるワ
あれぇ?誰が手当てしてやったンだっけ?』

真一郎「雪です...
あと訂正するけどオレは弱くねぇ」

『はいはい』


真一郎「...」




言い合いに負けた真一郎は
シュン...と一気に勢いをなくして最後の悪あがきで
雪を抱き締めて自分の腕の中に閉じ込めた

真一郎に抱き締められるのが好きな雪は
一気に絆されてしまい、ふっと優しく笑いを零して
真一郎の背に腕を回して言う



『コラ、いじけないの』

真一郎「...」

『真一郎〜?』


仕方ないな、と言うように優しく笑って名前を呼べば
回された腕に力が込められて更に身体が密着した

どうやら逆効果だったらしい




真一郎「オレがこのまんま雪の事抱き締めてたら
抗争行けねぇよな?」

『もう...イジワル
私が自分の意志で真一郎の腕ン中から抜けれないの
わかってて言ってるデショ』

真一郎「ずっとオレの腕ん中に居ればいいだろ」

『強引な男は嫌われるよ?』

真一郎「嘘つけ、強引にされて逃げ道なくされんの
好きなくせに」

『はは...お見通しか』


真一郎「オレに支配されんの好きだろ?」

『...だぁいすき』



その言葉に雪はゾクゾクする感覚を覚えて
困ったように笑う
そんな雪に真一郎は何度かキスをした

何処となく甘い雰囲気が漂う中、真一郎は言う




真一郎「オレはな、雪が心配なんだよ」

『どうして?』


真一郎「今回の相手、今までと比べ物にならねぇぐらい
デケェチームなんだろ?万次郎から聞いた...
大勢の野郎共の中に、こんな細ぇ身体した雪を
誰が送り出してぇって思うんだ
オレの知らねぇ所で傷付けられたくねぇんだよ」


その真剣な声に、心の底から大事にしてくれてるのだと
実感して雪は優しく微笑んで言った



『大丈夫だよ、真一郎
私はそう簡単にやられない
男に負けないぐらい喧嘩強いンだから』

真一郎「...」


『それに私は初代黒龍 特攻隊長、今牛若狭の妹だよ?
白豹の異名継ぐ位の実力あるンだから』

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 東リベ , 佐野真一郎   
作品ジャンル:アニメ
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい! (11月24日 21時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解!あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー!是非夢主を守る側に回って下さい! (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来羅 | 作成日時:2023年7月22日 18時

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