330話:抗争前、それぞれの思い5 ページ37
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決戦前日____
1度、未来に帰って情報を得た武道は
再び過去に戻って来ていた
雪だけじゃなく、場地も救わなければ
未来は変わらない____
その事実を知った武道は場地と話して
「明日を乗り切って欲しい」「死なないで」と頼んだ
自分にできる事をやろうと武道は必死に考え、動いていた
武道「あとは雪さんだ...
雪さんにも伝えないと
でも...あの人ってどう言えば説得できるんだ?
抗争に参加しないで下さいなんて言ったら
絶対蹴り飛ばされる...」
思わず溜息をつく武道
強かで、絶対簡単にはやられなさそうな雪だったが
未来では既に居ない、死んでいる____
どうにかして雪の死を回避しなければならない
取り敢えず、武道はこうして考えていても仕方ないと思い
行動に移すことにした
会って話したいと雪に電話をすれば
『アジトに居るから好きな時においで』と言われた
武道「よし、雪さんを説得するぞ!」
そう思って、東卍のアジトに向かった武道
しかしアジトについてから思わぬ壁が立ちはだかった
武道の目の前には特攻隊の隊員が立っていた
その隊員は特攻隊の中で年長者であり、兄貴的な存在で
東卍の中でも珍しい高校生だった
何より、現在の特攻隊のメンバーの中で
1番雪との付き合いが長かった
「ウチの隊長に___雪に何の用だ?花垣
三下共と違って雪は忙しいんだ、下らねぇ用件なら帰れ」
武道「ひぇっ...
(目の前に立ってるだけで圧がすごい...!!
つーか特攻隊の人達みんな美形過ぎじゃね?!
顔良くて喧嘩も強いとか卑怯だろ!!)」
ふと、つい先日に千冬から言われた言葉を思い出した
千冬「そうだ相棒、一応教えとくな
この東卍で特攻隊の人達だけはゼッテェに敵に回すなよ
東卍の中でもかなり古参のメンバーってだけじゃなく
かつて東京中で名を馳せてたヤベェ人達の集まりだ
全員、喧嘩の腕は隊長クラス
一応マイキー君には従ってるけど
基本的に雪さんの言う事しか聞かない人達だから
気を付けろよ
特に雪さん絡みになるとあの人達怖ぇから」
武道「えっ、怖いってどういう意味で...?」
千冬「雪さんってスゲェ美人だろ?
だからしょっちゅうナンパされるんだけど
それが耳に入れば、決まって全員でナンパしてきた野郎共を
片っ端からボコりに行くぐらいヤベェ
ま、それでよく雪さんに説教喰らってるけどな」
武道「マジで?」
331話:抗争前、それぞれの思い6→←329話:抗争前、それぞれの思い4
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい! (11月24日 21時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解!あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー!是非夢主を守る側に回って下さい! (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2023年7月22日 18時