323話:理由 ページ30
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千冬は、芭流覇羅のアジトで
場地に殴られて意識が朦朧としている中
周りで繰り広げられていた会話を聞いていた
風の噂で「白豹、今牛雪には片割れが居る」
「“豹の片割れ”の異名を持つ奴が居る」と聞いたことがあった
その“片割れ”が芭流覇羅No.3の羽宮一虎
かつてマイキー達と共に東卍を創設したメンバーの1人だと言う
千冬の問いに雪は少しだけ悲しそうな顔をしてから
微笑んで言う
『本当だよ、一虎は私の“片割れ”
言い出したのも私だしナ』
千冬「どうして...」
『私は白“豹”、そンで一“虎”だろ？
ネコ科なの一緒だからだよ』
千冬「...え？」
予想もしてなかった単純過ぎる理由に
拍子が抜けた声を出した千冬
千冬「そ、そんな理由で？」
『ハハ、マヌケな顔してンなぁ
なんか特別な理由あると思った？
皆何かと理由付けたがるケドさぁ
別に難しく考えなくていい
理由なンて、単純で簡単なのでいいンだよ
実際、誰かに憧れたりすンのに難しい理由要る？』
千冬「確かに...オレが場地さんに憧れたのは
最高にカッコ良くて、ついて行きてぇって思ったからだ...
...場地さん、どうして芭流覇羅なんかに」
『...』
集会で「東卍の敵」だと宣言した場地
芭流覇羅の特服に袖を通した場地を思い出して
千冬は暗い顔をした
雪も、少し目を伏せながら
手当てを終えて道具を片付け始めた
『...取り敢えず手当て終わったよ
もしも異常あったら病院行くンだよ
ま、見た目のワリにはそこまで酷くなかったから
圭介なりに手加減してくれてたンだろうケド』
千冬「...っ」
その言葉に反応した千冬は、雪に言った
千冬「雪さん！
場地さんについて、何か知ってませんか！？」
『ハ？』
千冬「雪さんは場地さんの事よくわかってますよね！」
『そりゃ、一応幼馴染みだし？』
千冬「場地さんは...あんな事する人じゃねぇ！
東卍を、オレ達隊員を何より大事にしてる人だ！
雪さんなら何か知ってるんじゃないっスか？
東卍の中で、1番情報を知っている雪さんなら
場地さんが芭流覇羅に行った理由わかりますよね！？」
『相当必死だネ』
千冬「当然です！オレは場地さんを支える
壱番隊副隊長なんで！」
真っ直ぐに、真剣な顔をして言う千冬に
雪は笑みを浮かべた
『イイネ、その目
素直ないい子は手ェ貸してあげたくなる
よし千冬、落ち着いた頭でよーく考えてみナ
私より千冬の方が圭介をよく知ってるハズだ』
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
