322話:大事なモノ ページ29
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その写真が飾ってある棚の前に近付いて見てみれば
初代黒龍創設の写真と
東卍創設の写真が並べて置かれていた
どちらの写真にも、パッと見ただけで目を惹かれる
存在感がある“白”が写っていた
千冬「カッケェ...やっぱ雰囲気あんな
こっちの写真に写ってんのが雪さんの兄貴か
スゲェ似てんな、格好もポーズも同じで写ってるし...」
見た目がソックリな今牛兄妹を見比べて
写真をまじまじと見ていると
その間に雪が道具一式を持って戻ってきた
雪は道具をテーブルに置くと千冬の近くに行く
千冬「あ、雪さん！この写真って...」
『すごい熱心に見てたネ？お気に召した？
私らが東卍創設した時の写真
それから、兄さん達が創った天下取った伝説のチーム
“初代黒龍”創設時の写真
どっちも私と兄さんの大事な宝物なの』
千冬「カッケェ...」
『ありがと』
千冬「兄貴とすげぇソックリなんですね！
もし双子だったら見分けつかないレベルですよ」
『ははっ、久々に似てるって言われた
顔のパーツ殆ど一緒だし
兄さんに憧れて髪とか真似て同じにしてるからネ
2代目継ぐからには相応の格好しないと、だろ？
にしても双子か...確かにいいなっては思うケド
もしも兄さんと同い年だったら、マイキー達とチーム創って
色ンな楽しいコト出来なかっただろうし
千冬達とも会えてなかったかもしれない
私は...兄さん以外に何もなかった
だから嬉しいンだ、東卍っていう大事なモノが出来て
東卍のお陰で私が私らしく居られンの』
千冬「！！本当に...兄貴と東卍が大好きなんスね」
『当然』
楽しそうに、ニッと笑う雪
わかりやすく、写真を見る目と話す声が優しいモノになるから
本当に心の底から東卍と兄が大好きなのだとわかった
クールで大人っぽい印象が強い雪が
今は年相応の女の子らしく見えた
『そろそろ手当てすっか
ホラ、コッチ来ナ』
千冬「はい！」
雪がソファに座るよう千冬に促す
そこから雪は手際良く手当てをしていった
血や汚れを落として綺麗にしてから、消毒をして
ガーゼや絆創膏を貼って創傷の保護をする
その手際の良い手当てを見ながら「手慣れてるな」と
思いながら千冬は口を開く
千冬「雪さん、少し聞いてもいいっスか？」
『なに？』
千冬「芭流覇羅の羽宮一虎...
ソイツとどういう関係なんですか？
“片割れ”って、本当なんスか？」
『...』
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
